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CSR活動「Ecolumbia」福島大学環境放射能研究所へのサポート

2017/12/05

コロンビアのCSR活動「Ecolumbia(エコロンビア)」。
エコロンビアではで様々な団体や基金に物品や資金のサポートをさせて頂いております。今回は、そのサポート団体のひとつ、福島大学環境放射能研究所をご紹介させて頂きます。


東日本大震災から6年、徐々にですが被災地の復興も進み、元の生活を取り戻しているようにも思えます。その一方で、またまだ復旧が進んでいない地域や問題もあり、そのひとつが福島の原発問題ではないでしょうか。
今でも放射能汚染の影響で、帰宅、立ち入りができない地域もあり、更なる調査や研究が必要になっています。そんな中、震災後の2013年に福島大学環境放射能研究所は設立されました。


河川や海、生態系や土壌へ放出された放射性物質の影響を調査・研究するためには、フィールドワークが必要で、フィールドワークへ向かうには、それなりの装備が必要になります。そこで、今年の4月にコロンビアからフィールドワーク用のレインスーツ、シューズ、バックパックをサポートさせて頂きました。

調査は各専門分野に分かれて、様々なフィールドへ向かわれるそうです。 住宅地や農地近くの河川や沼、海洋調査では船に乗って海底土壌採取したり、生態系調査のために野生動物が暮らす森林に入っていきます。

フィールドワークで使われている様子を写真で送って頂いたのですが、写真のような切り立った山に分け入ったり、



森林の調査では、下の写真のように機材を持ち込んで作業もされています。

そんなフィールドワークを実際に見てみたいと思い、同行の許可を頂き、8月に福島大学を訪問しました。しかし、あいにく台風が接近しており、調査は延期となってしまったので、大学施設や先生の研究室にお邪魔して少しお話を伺ってきました。

最初に応じて下さったのが、ヴァシル・ヨシェンコ先生。チェルノブイリのあるウクライナ出身の先生です。ヴァシル先生以外にも日本人以外の先生も多く在籍し、かなりインナーナショナルな研究所です。福島大学はウクライナの研究所とも研究をはじめ、技術協力も行っています。福島にとっても、チェルノブイリの経験が活かせ、相互のためになっているそうです。

ヴァシル先生は、主に森林における放射線の影響を研究されています。見た目も森が似合う気さくな先生で、写真で着用いただいているコロンビアのジャケットを非常に気に入って頂き、よく着てくださっているそうです。

次にお会いしたが、トーマス・ヒントン先生。アメリカ出身の先生で、主に野生動物の放射線影響を研究されています。野生動物にGPSをつけて、行動を調べたり、捕まえて調査しています。写真に持っているのが、GPSを受信するアンテナで後に置いてあるのが、イノシシの首に付けるGPSの発信装置だそうです。発信装置はなかなかの重さでした。

トーマス先生も「ハードな環境に行くので、このジャケット頑丈でいいよ」と気に入っていただけました。

他にも、採取した土壌を分析してるところや捕獲した動物を調べているところなどを見学させてもらいました。川で岩魚などを採取するので、釣りがうまい先生もいるんだとか。
また、ここでの研究成果を地域住民の方々に報告する懇談会も定期的に開いています。放射線の影響は目に見えないものなので、専門家の方から説明があるだけで、だいぶ心持も変わってくるのではないでしょうか。徐々に避難解除が進む地域も増えてきているので、研究所の成果が地域住民の方々の役に立つことを願います。

最後に見せていただき印象に残ったのが、研究所の裏にある汚染土の置き場でした。福島に着いてもあまり原発事故があった事を感じることがありませんでしたが、こうして目に見える形であると重大な事故が起こったことを再認識します。汚染土の横にあるエコなソーラーパネルとの対比がなんとも皮肉です。



言われるまで気付きませんでしたが、大学構内や街中には放射線の線量計も設置されています。原発から離れた福島市でも、日常に見える形で事故を意識するものがあるのだなと感じました。

震災から来年の3月で7年、改めて考えさせられる取材でした。 震災と聞くと、どうしても悲観的なイメージを浮かばせてしまいますが、案内してくださった担当者の方が「どうしても報道などで悲観的なイメージで見られてしまいますが、別な側面もしっかり見てほしい」というようなことをおっしゃっていたのが印象的でした。

私自身も何となくマイナスな側面ばかり見てきたように思いますが、これからはプラスの側面から見られるようにしていきたいと思います。

2017/12/05


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