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アルパインクライマー・長門敬明×マウンテンハードウェア(後編)

2018/04/26

「僕はアスリートではなく、 クライミングが楽しいからやっているんです」

2017年8月、パキスタンのカラコルム山脈のK7Westの初登攀に成功した長門敬明。その遠征を支えたのが、マウンテンハードウェアのアルパインのライン。後編では、MD(商品企画)を担当する伊藤大悟とともに2018年の春夏モデルをチェックしていただきました。(前編はコチラ

3日目、35ピッチ目のロッククライミング。晴天が味方してくれた。まだまだ山頂までは道のりが長いので先を急ぐ。(写真提供=長門敬明)


ーーマウンテンハードウェアの魅力は何でしょう?

伊藤 耐久性は確固としてあって、アスリートに使っていただいてその感想、フィードバックをもらって、きちんとかたちにしているブランドである、ということじゃないでしょうか

長門   確かに年々、専門的なもの、特化したものが多く出ているように感じました。今までは、オールラウンドに使えるものが多かったかな。 分野分野で使えるものに変わってきたんじゃないですかね。尖った感じのものが増えている。

伊藤 アルパインのラインは、クライミング人気でより本格的なものが求められている気はしますね。


ーーここに事前に長門さんに使ってもらった、2018年の春夏モデルがいくつかあるんですが、実際着用されていかがでしたか? まずは、「クエーサーライト2ジャケット」から教えてください。

ミニマムな装備で行動したいアルパインクライマー向けの軽量シェル「クエーサーライト2ジャケット」。超軽量、ストレッチ性に優れた2.5層の防水シェル。おすすめアクティビティは、残雪期のアルパインクライミングや登山、ライト&ファストなスタイルの登山。 ¥42,120(税込) ほかに黒、グレーあり。


長門 最初に着たときに生地があまりに薄くて、ラップか紙みたいだと思ったんですよ。着ているのを忘れる感じ。クライミングしていてすぐ破れちゃうのかな、と思ったんですが、丈夫。

伊藤 これは、超軽量な2.5層のドライQという防水透湿素材を使っているんですけど。裏面には微細な突起のある3D加工がされているから、肌に貼りつかない。これまでの2.5層の肌面のべたつきを解消した素材です。

長門 冬山ならミッドレイヤーの上に、暑ければTシャツの上に着て、年中使えますね。

軽量性を重視し、スピーディに行動したいクライマーに最適なシェル。内側がメッシュになった大きなハンドポケットは、ベンチレーションにもなる。さらに上腕背中側にあるベンチレーションファスナーで換気を促す。


ーーそして、こちらは長門さんが毎週末、クライミングに行くときに使っているというザック「スプリッターステーション40パック」。この筒状のかたちは、あまり見ないような気がしますが?

クライミングに必要なアイテムがしっかり収納できる「スプリッターステーション40パック」。右が新品、左が長門さんが使い込んだもの。おすすめアクティビティ:クライミングルート取り付きへのアプローチパック、マルチピッチクライミングのホールバッグに。¥22,680(税込) 黒と白×黒の2色


伊藤 そうかもしれません。ホールバッグといってストラップまわりがまるっと収納でき筒型になるかたちなんです。クライミング中の荷揚げに使うときに壁にひっかからないようになっているんですよ。

長門さん私物。サイドとベースには、驚異的な耐久性を誇る840Dバリスティックナイロン、フロントとトップパネルに耐摩耗性に優れた600D TPUを使用。この使い込んだ感じもかっこいい


長門 僕は、ロッククライミングや週末のクライミングに重宝しています。 バリスティックナイロンが使われていて、とにかく丈夫。

伊藤 バリスティックは弾道という意味で、軍用に開発された生地だそうですよ。

長門 岩場で雑にあつかっても破れませんよね。通常ならもっとぼろぼろになっていると思う。これ、ファスナーがばっとあいてフロントパネルが下まで大きく開くんですよ。ロープやギアの出し入れがスピーディ。

2つのフロントパネルのジッパーでパックが完全に開く。メインコンパートメントのアイテムを素早く取り出すことができる。


長門 ロッククライミングの場所って点在しているので、バッと入れてバッと出してってできないと時間がかかる。ささっと移動できるのは大きなメリット。ストレスなく使えます。

伊藤 ロープタープも内蔵されているので、ロープの汚れ防止にもなるし、簡単な雨ぶたが収納されていて、雨天のときはさっと出せる。本国のデザイナーがクライミングをする人で、実際にこんなのがあったらいい、というところから生まれているので、「わかっているなあ」っていうデザインなんですよね。

トップのひもで締めるタイプの開口部は、悪天候時は内蔵されている雨ぶたを広げて保護できる。また、収納しにくいヘルメットもこの雨ぶたで固定できる


ーー伊藤さんも今履いてらっしゃる、このパンツはいかがですか?

スタイリッシュなシルエットのストレッチクライミングパンツは、「AP スクランブラ―パンツ」。クライミングからハイキング、タウンユースと汎用性広く使える。¥12,960


伊藤 これは、コットン混素材でチノパンみたいに見えますよね。山でも街でも着られるんです。岩との接触にも強いですよ。膝の部分が立体裁断で動きやすいし、ハーネスに干渉しないようももにポケットを配置したり、フロントに携帯電話用のポケットもある。

長門 ポリウレタンが入っていることで伸縮性があって、足が上がりやすいですよね。しっかりクライミングのことを考えているので、腰回りがごわごわしないし。

ーーチョークバックには、よしあしってあるんでしょうか?

長門 チョークって、すべりどめですよね。僕は手に汗をかきやすいので チョークバッグに手が入りやすいかどうかが大切。 口が小さいものもあったりするし、そもそもチョークがあんまり入らないようでは使いにくい。そういう意味では、手が入りやすく、チョークがかなり入るもののほうがいいかな。

大きめで手の出し入れがスムーズな「ハードウェアチョークバッグ」。しっかりと立つ形状でチョークアップしやすい。バリスティックナイロンとタープ素材の組み合わせで、耐久性が高くタイトなクラックでも安心。¥3,132(税込)ほかに黒、ブルーあり。


伊藤 実際に長門さんに試していただいて、ウェア・ギアをつくるヒントをもらっています。何回、話を聞いても想像を絶しますし、僕も遠征に一緒に行けていれば説得力があるんですけど(笑)。 週末、僕もサンプルを持って帰っては着てみて、フィールドへ出てっていうことをしているところ。

ーー長門さんの今年の遠征のご予定は?

長門 今年は高所遠征はなしです。フリークライミングに専念します。最近はクライミングジムで登り込んでいます。 山だけではない経験値を上げて、新しい発想、イメージでさらに大きな山、壁に挑みたいです。


長門敬明 プロフィール
1979年生まれ。「NAGATO CLIMBING SCHOOL」を川崎市で主宰。武蔵野美術大学在学中にワンダーフォーゲル部で山登りに目覚める。 その後、2年生の時に社会人山岳会の「秀峰登高会」に入り、 クライミングを始める。4年生から、毎年の海外クライミングツアーを欠かさずに行なう。フリークライミングを積極的に登る傍ら、元来の山好きが高じてアルパインクライミング、ビックウォールクライミング、高所クライミング、と様々な経験を培ってきた。フリークライミングは、特にトラデショナルなスタイルを好む。2011年、 ピオレドールアジアのゴールデンブーツ賞を受賞。

編集・取材・文 柳澤智子
インタビュー写真 檜山 泰弘



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2018/04/26


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