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【テストランナーレポート】バハダIII │ 初心者にはトレイルが好きになるシューズ~上級者にはロングトレイルを闘い抜くシューズ

2018/05/21

コロンビア モントレイルの今年の春夏の新作トレランシューズの発売にあわせて募集した「新作トレランシューズテストランナー募集」のテストランナーレポート第二弾は定番シューズのバハダIII。中川淳さんに丹沢や道志村トレイルレースでの使用レビューをしていただきました。


この度、2018新作トレイルシューズのテストランナーに当選しました。
何故自分が当たったの?と思いました。テストランナーって厳選されるはずですからね。

でも考えてみると、あらゆるスポーツは初中級で占められています。トレイルも然り。
だから私みたいな平均的な市民トレイルランナーのインプレッションは、これから始める人にとてもタメになるはず。
もっとトレイルの素晴らしさが多くの人に広がりますように。
という、勝手な使命感(笑)からレポートいたします。

まず始めに私のレベルから。
年齢55男性。 ランニング歴3年半。トレイル歴1年。(まだまだ、まだまだ、まだまだだ~のレベルです)
フルマラソンPB 今年3月に3時間20分。(←死ぬ気で走りました。死なないもんですね(笑))
ウルトラマラソン富士五湖100キロ 11時間44分。
出たことあるトレイルレース 2017 白馬国際 ロング、科野ラウンド ロング。
今年5月にはあのエグエグの道志村トレイルレースロング完走しました!

身長167センチ 体重54~55キロ。足のサイズ 25.5センチ
今回のバハダは26センチ。ランニングシューズはロードもトレイルもおおよそ0.5アップしています。
足はどちらかというと幅狭く、甲が低い。 On、ナイキと相性がいいですね。
こんな感じです。

(どんな感じすか?こんな感じっす。)

バハダⅢは昨年からアップデートしていません。
ということは、かなり熟成しているってことだと思います。
履いた瞬間、とても自然なフィット感とサポート感を得られます。
特にヒールカップのホールドがいいです。
樹脂プレートが踵周りにマウントされています。
平織りシューレースの効果も高いですね。
このシューレースはストレッチ性があるのでレース後半足が浮腫んでも圧迫感ないと思います。
構造上サイドがしっかりしているので、横ブレも少ないです。
全体的にカッチリ感があります。

(全体像こんな感じです。ソックスとのコーディネートいいっしょ!かっこいいなあ~)

それとまっすぐ立ったとき、アウトソールの反りがちょっときつめに感じました。
ロッキングチェアのイメージです。要は接地しているとき母子球から前が浮いている度合いですね。
なので、ほんのちょっと身体を前に倒しただけで、足が一步前に出ます。
次の一步が自然に出る、ってイメージです。

早速走ってみました。
神奈川にある大山、それと大倉尾根(通称バカ尾根)です。
大山は走れるコースが多く、比較的締まった土で荒れていません。
一部根っこやガレのパートもあり、また腐葉が敷き詰まるフラットコースもあり飽きません。
一方、バカ尾根は大倉麓から塔ノ~丹沢~蛭ヶ岳のピストンコースで、塔ノ岳までは延々登り、
それ以降は走れますが、ちゃんと走れるパートは少ないです。
そのかわり、帰りの下りはガレ坂をバンバン走ることになります。

(塔ノ岳から丹沢山に向かう途中。ほら!行きたくなるでしょ!)

さて、実際走ってみますよ!
片方290gなのでトレイルシューズでは重過ぎず軽過ぎずの部類です。
登りでも自然と足が前に出るので、登り特有の小さなリズムを刻みやすいですね。
タ・タ・タ・タ・タッ、っていう感じ。
柔らかいフィット感ながら全体的には剛性があるので足に溶け込んでいる感じです。
これ重要ですね。オレの一部だ!みたいな(笑)
つまり実際よりも軽く感じるってことですね。

フラットパートではそれなりにスピードを出せます。普通に走れます。
固い路面であれば、フォアフットの人も違和感なく走れますね。

(あまりに速いので足元がブレてしまいました(笑))

フォアフットについてはカルドラドを履いているときはそこまで思いませんでした。
踵-爪先のソール高低差(ドロップ)はカルドラドが8ミリ、バハダが10ミリ。
バハダの2ミリ高いことが、一步前に出る印象が強いこととフォアフットが容易になる要因です。
まあ、山走っているときはあまり気にしませんけどね(*´ω`*)

カルドラドはバハダに比べてソールがしなやかです。
しなやかなソールはガレや岩の形状に足裏を合わせやすいのと、
ソール高低差8ミリまでは足裏全体で岩場をキャッチしやすい、
カルドラドが岩場に強いと言われる証拠です。(たぶん)

下りのパートでは、砂利、ガレで突き上げが少ないのがわかります。
インソール、ミッドソール、アウトソールは3つで1セットなので走っているとそれぞれの性能はわかりません。
同じコースでインソールを取り替えてテストしてみるというのは一般ランナーはやらないですからね。
でも、この突き上げのショック吸収は確実に優れています。
ラバーコンパウンドの衝撃吸収です。グリプトナイトです。
これ、トレイルランナーには武器になります。

(丹沢名物ガレ。バハダで走ると豆腐かと思いました。ウソ。)

突き上げが少ないのはロングトレイルで功を奏します。
レース終盤はフィニッシュに向かう砂利道ロードが続きませんか?
走れど走れどフィニッシュゲートに永遠に着かない気分になるあの砂利ロングです。
突き上げによる疲労って相当ありますよね。
バハダはそこでフィニッシュテープを切る力をムダに消費させないということです。

ミッドソールに施されたトレイルシールドには硬質EVAが一体成型されています。
足裏の保護ですね。EVAなので衝撃吸収もちろんあります。

ショックを吸収しつつ分散する機能を持っているのでしょうか。
走り終えた後、くるぶしから下は疲れていないです。
普段は足裏まで痛くなるのですが、そこは大丈夫。
ハムとフクラハギだけパンパンでした。(トレーニング不足・ω・)

5月に出た道志村トレイルレースでもバハダを履きました。
激登、激下りの大雨泥沼コンディション。ここでバハダは真価を発揮してくれました。
悪路面ダウンヒルです。

このときの状況を自分のブログから抜粋しますね。
第10回 道志村トレイルレース レポ Thanks On & Montrail 第二関門~フィニッシュ

「足が思うように動かない。
でも爪先は絶対下に向ける。落下して滑るギリギリのところで次の足を前に出す。
一旦滑り始めると身体が回って山側を向いてしまう。そのくらいスピンする。
それでもだ、バハダⅢは泥に抵抗してくれた。行きたい方向に足を向けてくれた。
泥水をたっぷり吸い込んでも重くはなかった。
こういうコンディションではソールの硬さとか、オフセットとか、クッションとか微塵も関係しない。
ホールド性だ。これに尽きる。他のところはテクニックでカバーできるけど、ホールド性だけはカバーできない。
ホールド性=信頼性だ。 このコンディションで頼るのはシューズだけだからね。
バハダは満点だったよ。」

(泥水たっぷり吸い込んでもグチョグチョ感なし!)

剛性とホールド感が良いため爪先を下に向けるのに躊躇しません。
さらにほどよい重量が安心感を与えてくれます。
衝撃を吸収しながら反発力も優れていると感じます。フニャッとしない。
下に、下にと向かっていってくれるシューズです。

グリップについては平均点だと思いますが全く問題ありません。

カタログには「整備された土」とありますが、ぬかるんだ急登でもガッチリグリップします。
カルドラドよりは、少し落ちるとの評価もありますが、気になるところではないと思います。
ただし、ラダーに切れ込みがないので、平らな岩や、丸太階段ではグリップ力が少々落ちます。
逆にカルドラドには切れ込みがあります。そこがグリップの評価の分かれ道になっているのだと思います。
切れ込みがあるとロードではブレーキになってしまうので、トレイル率が多いときはバハダ。
ロード率が多いときはカルドラド。そんな選択方法でも良いかも知れません。

(こんな急登でも滑って滑落して下の選手に迷惑かけることないです(笑))


総括すると、登り、フラット、下りどこでも高性能を発揮するオールマイティーシューズです。
初心者にはサポート、ホールド性能、剛性からくる安心感で、トレイルが好きになるシューズ。
上級者にはロードを含むロングトレイルを耐え切ることができるシューズ。

カルドラドも抜群にいいです。
特に今年のモデルはアッパー素材が良くなったので是非試着したほうがいいでしょう。
バハダを買う人はカルドラドも候補に入れますからね。
それぞれ志向が違いますが、あとは相性、好みですね。

最後にデザイン。
文句なしです。重厚なアウトラインでさすがマウンテン系メーカーのデザインです。
山にマッチしています。
今回は、Graphite, Tangy Oranage (濃いグレーに赤系オレンジ)のカラーです。
これ汚れ目立ちません。
ドロドロに汚れても、生地と縫製がしっかりしているのでブラシでゴシゴシ洗えます。


以上、最後までお読み頂きありがとうございます。
皆さん、よいトレイルを! Nothing Beats A Trail!


今回、レポートいただいたバハダIIIはコチラ→【コロンビア モントレイル公式オンラインストア】バハダIII

2018/05/21


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