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人生最大のご利益つきロングトレイル│歩き遍路で四国の歴史と文化に触れる

2016/05/24

コロンビアブログ、今回はゲストライター企画、アウトドアジャンルのデザインをされている “アウトドアクリエイター”まつだともえさんに、ゴールデンウィークに行った四国お遍路経験を書いていただきました。

 

こんにちは、アウトドアクリエイターのまつだともえです。最近、山ガールと呼ばれて良いのか戸惑う3★歳独身。縦走も好きなのですが、ロングトレイルにもハマり中!今回はなんとかご利益にあやかりたい私欲に絡めて、四国歩き遍路をご紹介します。

【朗報】日本の元祖ロングトレイル「四国お遍路」が60年に一度のご利益フィーバー!今年歩くしかない
ロングトレイルに興味があるという方には勿論、特に今回この記事をお届けしたいのは、パワースポット好きの女性ハイカーの皆さま。朗報ですよ!四国遍路といえば供養や願掛け、自分探しのために霊場を巡礼する事。今年2016年は閏年の丙申という暦が重なって60年に一度という超~当たり年らしいのです。1番目の霊場から時計回りの順打ちで倍、88番目から反時計回りの逆打ちで5倍のご利益なのだとか。これは一生かかっても使い切れないくらいのご利益になるんじゃ?次のチャンスは2076年…今回を逃したら、生きているうちにはこんな好機はやってこないのです。個人的な事情ですが、あやかれるものにはなんでも乗っかりたい微妙な年頃。いつかは歩きたいと思っていた場所ですから、歩くなら今年しかない!じゃないと、なんか損した気分になるじゃないですか!
それでは今回はコロンビアのトレッキングシューズのレビューも兼ねて、四国を歩いてみたいと思います!

言わずもがなのパワースポット&御朱印ブーム
パワースポットブームの影響で若い女性が神社仏閣に足を運ぶことが多くなり、認知されるようになった「御朱印ガール」。 旅、着物、歴史、○○ガールカテゴライズされるものと相性がイイ!もちろん山ガールもご多分に漏れず、霊山を登って御朱印を集めるパワースポットハイクも人気です。旅先で趣味を楽しみご利益までいただいてくる、女子は欲張りですね!荘厳で、アーティスティックで、1枚ずつ手書きというありがたさは集め甲斐があります。四国遍路では88か所のお寺から御朱印をもらえますが、順打ちスタートの徳島県、逆打ちスタートの香川県はお寺が密集しているので、出だしから盛り上がること間違いなしです。

四国遍路とは祈りの道 参拝は気持ちを引き締めて正しい手順で
霊場は大切な信仰の場であり、歩き遍路とは修行。起源は諸説あるようですが、室町末期には88か所の霊場が定められ、時代を超えて多くの人が歩いた神聖な道。歴史や信仰にリスペクトの心を忘れず参拝しましょう!

「お接待」という優しさシステムに戸惑う。。帰るころにはすっかり四国ファン
国道沿いを歩いていると、スーっと乗用車が前に止まって「お遍路さん、ご接待させてください!」と地元の方が。わざわざ車を降りてきてお菓子をくださいました。これが噂のお接待か!!え~っとこの時どうするんだけ?!あわあわ・・とプチパニック。歩き遍路には、こんな突発イベントが発生することがあります。また、「次のお参りは○番ですよね?道はこっちですよ」「あと30分くらいですから頑張って!」と応援の声をかけていただくことも。昔の歩き遍路は過酷な修行でしたので、地元にはお遍路さんを応援、時には休憩場所や食べ物などの施しをする「お接待文化」が残っています。お接待を受けたら、ありがとうございますと納め札を渡し合掌します。基本的には断ってはいけないのがルールです。それは遍路に対する施しのほかに、弘法大師様、空海に対するお供えの意味と、「私の分までよろしくお参りください」という意味が含まれているためです。突然の優しさに最初は慌ててドギマギしてしまうと思いますが、感謝の気持ちを表すことだけちゃんとすれば大丈夫。このような偶然出くわした地元の方からのお接待は、歩き遍路に対してのみ行われていますので、ツアーや車では味わえない貴重な体験です。都会で暮らしていると知らない人に優しくされる事に警戒心を持ってしまうけれど、遍路に対する地元の方の優しさは、文化と純然たる親切心。遭遇するとほっこり幸せな気持ちになりますよ。

お接待を頂いた時の正式な作法は、合掌し「南無大師遍照金剛」を3回唱え、自分の納札を1枚差し上げますが、とっさに出てこないときは、納札をお渡ししてしっかり御礼をすれば大丈夫。

お寺に泊まろう「宿坊」で非日常体験
せっかくお遍路をするのであれば、一度は泊まってほしいのが宿坊。寺院内にある僧侶や参拝者のための宿泊施設です。その中でも安楽寺は弘法大師様ゆかりの温泉があり、旅館のような雰囲気でお勧め。また、宿泊者はお寺ならではの「お勤め」に参加できます。蝋燭がともされた本堂の厳かな雰囲気の中、お経を唱え心静かに祈りを捧げ、最後にご住職の説法を聞くことができます。

(左)宿坊がある安楽寺、弘法大師様由来の温泉があります。  (右)食事の前には全員で「一粒のお米にも万人苦労を思い、 一滴の水にも天地の恩恵を感謝し、有難くいただきます。」と唱えます

「お遍路ころがし」で精神的に、舗装路歩きで肉体的に痛めつけられる

お遍路ころがしとは11番藤井寺から12番焼山寺までの遍路道で、健脚5時間、平均6時間、弱足8時間の山道。歩き遍路の最初にして最大の難所と言われています。焼山寺の標高は700m程度。いやいや侮るなかれ。全長12.9kmはず~っと樹林帯で登っては降ろされ、登っては降ろされを繰り返し、ピークが3回あります。一番心が折れそうになるのは焼山寺に着いてから、車遍路に遭遇したとき。若い女性がヒール履いて参拝しているのだから興ざめ。達成感から一転、精神的に谷底に転がされます。

(左)藤井寺から焼山寺までの高度グラフ (右)ツアー遍路 大型バス3台という人気

【お遍路を歩いてみて】
今回の四国遍路は順打ち徳島県スタート、16番目の観音寺までで区切り、4日間約90kmを歩きました。観光メインの旅行ではない「旅」を楽しむにはとてもいいコースだと思います。もちろんハードなのでお遊び気分で踏破できるコースではないです。辛い部分はあるけれど、地元の人の優しさに触れてほっこりしたり、道の駅や無人販売所で特産物を買い食いしたり。札所巡礼修行という非日常的状況によって得られる高揚感は新鮮だし、霊場の静かな雰囲気やお参りの作法は、心を落ち着つかせます。遍路道も都市部に差し掛かった時には、寄り道に観光してもいいし、美味しい物にも沢山巡り合えます。鳴門鯛に鰹のタタキ、讃岐うどん、徳島ラーメンなど・・食べ歩きもまた幸せ。まだまだ始まったばかりの私の四国遍路ですが、時間をかけて必ず結願(八十八ヶ所を全て巡拝し終えること)したいと思います!ご利益あるといいな~。(切実)

お待ちかね!2016年春夏新モデルシューズレビュー!!
ロングトレイルを歩くとき、いつもの悩みがシューズです…縦走と違って舗装路歩きが多く、重視されるのはクッション性やソールの柔らかさ。トレッキングシューズではソールが固く疲れてしまいます。でも、コース上にはたいてい登山がありますので、下りが下手な私はローカットのトレランシューズやランニングシューズだと捻挫しそうで不安でしょうがない。長期であれば天気も崩れるかもしれないので、しっかりとした防水性もほしいところ。実に悩ましいのです。
そこで、今回選んだのは、ウィメンズセイバーミッドプラスアウトドライ。ミッドカットのトレッキングシューズ「セイバーミッド」に防水透湿素材OutDryを使用したニューモデルです。細かな仕様がトレランを意識したものに変更されているとのこと。いくつものトレッキングシューズの中から、“このモデルなら、舗装路・登山道混合コースでの悩みを解決してくれるかも”と、選びました。

(左)ウィメンズセイバーミッドプラスアウトドライ商品画像 (右)使用前のソール

まず、履いてみて感じたのはソールが柔らかく歩きやすいです。従来セイバーモデルと比べてみても違いが分かります。また裏の凹凸のパターンや深さがトレランモデルに近い作りでグリップ力が良く、雨の林道歩きも滑ることなくスイスイでした。
次にフィット感ですが、前足部が幅広になっていて、シューズの中で指先の自由度が高いです。足の幅が広い人にも合うと思います。また、前足部のゆったり感とは反対に、足首周りはしっかりホールド。シューレースフックが他のモデルより1カ所多く、位置がかなりくるぶし寄りに付いているので、登山道の下りではしっかり目のフィット感で安心でした。舗装路歩きの時は足首が自由になるほうが歩きやすいので、上のフックまで掛けずに履くと疲れにくかったです。 地味にうれしい部分がシューレースの変更。芯がある円筒タイプは解けやすいので好きではないのですが、このモデルのシューレースは楕円タイプに改変されていています。
肝心のOut Dryの防水性ですが、雨が降ってもシューズの中は、ま~ったくドライのままでした!水たまりに突っ込んでちょっとテンションが下がったのですが、靴の中で指先を動かしてもサラサラ。逆に暑い日には普通のスニーカー並みの蒸れは出ます。メッシュモデルのような通気は難しいのでそれは仕方ないですが、この防水性でよくがんばっていると思います。靴下によるところもあると感じたので、5本指タイプやメリノウールを選ぶなど蒸れにくい対策を。タウンユースでも、そういったウール混の靴下がおススメです。

(左)雨でぐっちょぐちょの林道も大丈夫でした (右)百名山、剣山にも行ってきましたよ!

セイバーミッドプラスアウトドライ、遍路4日間+剣山登山で5日間歩きましたが、目論み通り舗装路・登山道混合コースにはぴったりの、バランスの良いモデルだと思います。逆に言えばトレランならばもっと特化した専用モデルがあるし、ハイキングモデルとすごく差別化されているわけではないので、尖った部分はありません。今回のようにロングトレイルで登山道・林道の割合が多い場合や、底が固くて重い靴を履きたくないけどホールド感は重視したい人。Out Dryのハイカットシューズがほしい人の選択肢としてもありだと思いました。 気になった方は是非、お近くの取扱店で試着してみてくださいね!



【ライタープロフィール】アウトドアクリエイター まつだ ともえ
ギアの企画デザイン、グラフィックなどアウトドアに関する物づくりに携わっている。趣味はアニメ鑑賞、トレッキング、ダイビング、スノーボードなど。ロングトレイルでは、北アルプス縦走(6泊7日)や塩の道トレイル(3泊4日)などの経験も。

【インフォメーション】Fm yokohama(84.7) 土曜朝5時~8時放送「The Burn」のアウトドア女子部メンバーとして出演中。次回5月28日(土)6時15分頃から
The Burn | Fm yokohama 84.7 (FMヨコハマ)


2016/05/24

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