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上田瑠偉×Columbia Montrail商品開発担当 2019年春夏新作チェック& トレイルランニングのレースの魅力を語る

2019/02/15

左:上田瑠偉 選手 右:新木知範さん

【上田瑠偉:プロフィール】
コロンビアスポーツウェアジャパン所属/コロンビア モントレイルアスリート93年生まれ。ハセツネCUPでは過去に2回の優勝、日本山岳耐久レース(71.5km)で最年少優勝・大会新記録を達成。UTMBには3回出場、2016年はCCCカテゴリーで準優勝を果たす。
公式プロフィール

【新木知範:プロフィール】
コロンビアスポーツウェアジャパン商品部フットウェア商品開発担当コロンビア モントレイルを含む、コロンビアスポーツウェアでシューズ全般に関わる商品担当。ハセツネには19回出場、UTMBには上田選手のサポートスタッフとして現地入りし、翌年から3回続けて選手として出場。

今回は、上田さん、新木さんが出場された世界最高峰のトレイルランニングのレース「UTMB」の魅力やトレイルランニングの醍醐味、またコロンビア モントレイルの2019年春夏の新作シューズやウェアについて教えていただきました。

トレイルランニングの最高峰レース「UTMB」とは

コロンビアは、プレゼンティングスポンサーとしてUTMBを支えています

――お二人が出場されたレース「UTMB」ですが、いったいどういった大会なのでしょうか。

2016年はCCCカテゴリーでは準優勝した上田さん

上田さん:ひとことで言うと、各国からランナーが集まる世界最大のトレイルランニングのレースです。フランスのシャモニーという街からスタートし、ヨーロッパ最高峰のモンブランを一周します。大会にはさまざまな距離の姉妹レースがあり、地元優先枠やキッズやユース、2-3名のグループになって行うものなどさまざまです。

UTMBには3回出場しているコロンビアジャパンの商品担当をされている新木さん

新木さん:UTMBに出場したきっかけは、2015年に上田さんのサポートスタッフとして現地入りをし、会場の雰囲気に感銘を受けて、翌年からは選手として出場しています。シャモニーはアルプス山脈の膝元にある街で、子供達の夢が山岳ガイドだったりするんです。UTMBで完走しただけで、英雄だったりね。トレイルランニングへの理解もあり、レース開催中は昼夜問わず応援してくれるんですよ。

上田さん:出場ランナーは各国から参加できますが、誰でも出場できるレースではありません。出場資格はポイント制で、対象の大会で完走して獲得できるポイントの合計が基準に満たすとエントリーできます。その後も競争率の高い抽選を通過して初めて出場することのできるレースなのです。モンブランのまわりの最高標高2,500mにもなる山々を何回かアップダウンするため、環境もハードですね。

モンブランの雄大な景色の中を駆け抜けるランナーたち

山岳レースで力強い走りに対して
サポート力のあるログ F.K.T.Ⅱ

ログ F.K.T. Ⅱ

――標高2500mとは、富士山でいうと6合目!酸素も薄そうで過酷な環境下とイメージしますが、昨年のレースではどのシューズを履かれたのでしょうか。

上田さん:昨年のUTMBではOCC(56km)という短いレースに出て、このログF.K.T.Ⅱを使いました。ログF.K.T.Ⅱは軽量で、グリップが強いモデル。ソールから表面生地に施されているパーツがアッパーと一体化され、サポート力もあります。少しハードな山岳レースにも耐えうるモデルですね。

表地に波打ったような模様はサポートパーツ。履きやすくフィットするようにアップデート

製品:ログF.K.T.Ⅱ
¥14,040(税込)


エントリーにもおすすめできる一足、カルドラドⅢ
――では、トレイルランニングを始める人にもおすすめのシューズはありますか?

カルドラドⅢ

新木さん:カルドラドⅢは、エントリーからエリートランナーまでカバーでき、初心者の初めてのシューズとしてもおすすめです。

バランスがよく、ランナー自身のパフォーマンスによって、シューズもパフォームしてくれるところが人気の秘訣です。ショートからロングまで、距離も幅広くカバーできますね。去年のUTMBは、私はカルドラドⅢの前モデル(カルドラドII)を履いて出場しました。

ソールのパターンに泥抜けのよさがある

上田さん:カルドラドⅢはオールマイティーに使えるシューズと言えますね。ソールは泥抜けがよいパターンになっています、そのため、グリップ力が落ちず、木の根や岩など滑りやすい状況にも強いのが特徴です。

新木さん:2019年春夏のカルドラドⅢは、アッパーの生地がメッシュに変更になりました。昨年のモデルのアッパー生地はやわらかい素材でできており、それによる伸びがいいという人も多かったのですが、生地をメッシュ地にしたことで、耐久性、ホールド性を具現化した改良版です。

上田さん:アッパー以外の生地やソールは昨年と同様。変わらずコロンビア モントレイルのテクノロジーを詰め込んでいます。2019年春夏モデルは、ねじれの動作に対して、ねじれすぎない剛性もあり、突き上げに対するテクノロジーもある。長距離を走るにあたって、足を守るプロテクションがあるシューズなので、エントリーユーザーにもおすすめできます。

製品:カルドラドⅢ
¥15,660(税込)


日本で一番のシェアを誇るバハダⅢ

バハダⅢ

上田さん:ほかにもエントリーを含め、日本で一番シェアを誇るモデルのバハダⅢもおすすめで、長距離にも向いています。僕が気に入っているシューズのひとつです。ハセツネで新記録を出した時もこのモデルでした。昨年中国で開催されたUTMBの姉妹レースがあり、距離として125kmに出場したのですが、バハダⅢを履いて走りました。

バハダⅢ
¥15,120(税込)


経験者向け、攻めのシューズとなる アルパインFTG

アルパインFTG

――よりもっと極めたい、エントリーを抜けたランナーにおすすめのシューズはありますか?

上田さん:経験者として中級レベルになってきたら、今季から発売となるアルパインFTGも試してみると面白いと思います。これまでのモデルと違って、あえてテクノロジーが入っていないタイプ。例えば、ねじれの抑制とかつきあげに対するプロテクションとか。どちらかというと、素足に近い状態ですね。

「FTG」とは、Feel The Groundの頭文字をとったもので、自分の足裏の感覚に研ぎ澄まされた状態で走るシューズ。長距離には向かず、例えば20〜30kmくらいの短距離や、中距離におすすめ。アウトソールのラグ(突起)が広いため、泥離れもよくグリップの効きもいい。わりとマッディーなコースなどにマッチすると思います。僕は昨年のレースに履いて出場しました。

ラグ(突起)の間隔が広く、ほかのモデルに比べソールの薄さが特徴的だ

新木さん:上田さんをはじめ発売前サンプルをトレイルランナーの方に履いていただき、大きな大会で優勝するなど、すでに実績が出ているシューズなんです。
グリップがよく、赤土など滑りやすい路面にも対応できますね。アルパインFTGはエリートランナーが攻めるためのシューズ。経験者にとっては選択肢のひとつになりますね。

持ってみるとわかる軽さ

製品:アルパインFTG
¥16,740(税込)


自然の中を走るトレイルランニングでは身体を守るためのウェア選びも

――シューズのほか、ウェアはどのようなものがおすすめですか? トレイルランニングは登山のウェアでは重そうですし、ロードランニングのウェアと同じでもいいのでしょうか?

上田さん:トレイルランニングの場合は、すぐに避難ができない自然の中で走ります。また、天気予報が晴れだとしても、山では天候が変わりやすいですし、稜線では風が強いことが多い。寒さによる低体温症も起こることも。そのため、吸汗速乾はもちろんですが、そのほか防風性のウェアをひとつ必ず携帯して身を守る必要があります。

重さが131g(メンズ)と超軽量のジャケット、F.K.T. WIND JACKET

上田さん:例えばF.K.T. WIND JACKETは、撥水性があり、パッカブルでコンパクトになります。ミッドジャケットとして使え、防風性があるため薄くても寒さをしのげますね。防水性までいかなくても、こうしたもので自分の身を守るものがあるといいですよ。

F.K.T. WIND JACKET

薄く軽量な素材ながらもオムニシールド(撥水機能)が冷たい風から身体を守ります

パッカブル対応。ジップは重くなるので使われていない

ーー荷物と呼べないくらい小さく軽いですね。普段使いでも、ロードでも使えそうですね。

新木さん:そうですね。リフレクターとして袖とジップ部分とロゴに施してあるので、ロードだったら車の光に反射し安全ですね。

上田さん:F.K.T. WIND JACKETはフードがありません。フーディーではないメリットってランニングでは大きいと思いますよ。例えばフードをかぶるとカサカサ音が煩わしい、かといってフードとると風になびいてバタバタと動きが出ることと、それによって発生する風の抵抗が気になる人は、ジャケットがおすすめですね。

製品:F.K.T. WIND JACKET
¥12,960(税込)

F.K.T.Ⅱショートスリーブシャツ

裏地の水色の円の模様がオムニフリーズゼロの役目を果たす

上田さん:ショートスリーブシャツは裏地にオムニフリーズゼロを使って真夏でも着心地よく快適で、表地がオムニシェイドサンディフレクターを使用することで紫外線の対策になります。紫外線を反射するオムニシェイドサンディフレクターは、2018年に登場したコロンビア独自のテクノロジーで、今年はさらに改良されて快適になり、日中にもおすすめです。

ーーオムニフリーズゼロの性能は着ていて体感できますか?

新木さん:冷たく感じますよね。オムニフリーズゼロと、オムニシェイドサンディフレクターは日本の酷暑にあう組み合わせだと思います。

上田さん:そうですね、日本は湿度が高く、汗をかきやすいので冷却効果があるウェアは助かりますね。

ーーシューズ選びと同様、ウェア選びも天候など自然を意識して考えるのも、また楽しそうですね。

製品:F.K.T.Ⅱショートスリーブシャツ
¥8,640(税込)


目標を達成できたときの喜びを自然の中で噛みしめられる

ゴツゴツした岩場を駆け抜けるためには、全身の感覚を使う

新木さん:東京マラソンを契機にロードランニング人口が増え、合わせてトレイルランニングも増えています。というのも、ロードに慣れてきたランナーが新たな刺激を求めて、自然の中で山を走る競技、スポーツに興味を持って始める方が多いようですね。実際、ロードでの景色と山での景色は、圧倒的に違いますよね。

上田さん:はい。景色は全然異なりますね。僕もレース中でも、景色を楽しみながら走っているなと思います。山はマラソン以上に天候や、サーフェスだったり、その日のコンディションで状況が大きく変わるため、大会記録を出すことが難しい競技です。僕の場合は順位が重要ですが、否応にも素晴らしい景色が目に入ってくるので、それに癒されながら走っているんです。また、上りはどうしても歩く状況にもなるので、そうした点は走り続けるマラソンに比べると少し気楽なのかな、と思います。

新木さん:たしかにトレイルランニングの場合、走りっぱなしということはほとんどありませんね。距離と標高があるので体力温存したり、コントロールするのも、戦略のひとつです。もちろん山を楽しむ人は無理することなく、楽しみながら走りますしね。

上田さん:必要に応じてね。

新木さん:そうそう。楽しみながら走るのも全然ありです。そういった意味で、体も全身使うし、景色もめまぐるしく変わるので、そこに惹かれている人が多いのかなと思います。

上田さん:シューズもウェアも、フィールドに合わせてセレクトするのも楽しいですね。僕は練習で使いすぎあまりくたびれてしまうと、シューズのグリップ性能が落ちるので、レースでは1、2回履きならしたシューズを用意するなど、シューズの使い方や大会に向けた準備を考えるのも作戦のひとつだと思います。

自然を楽しむのはもちろんですが、目標があると、やっぱり頑張れますし達成感が断然違います。トレイルランニングを始めて楽しいと感じたら続けてみて、試しに目標となる大会にエントリーして挑戦してみるのも、おすすめですよ!

コロンビア モントレイル公式オンラインストア
当ページで紹介したアイテムの発売は3月1日を予定しております。

全国のコロンビア モントレイル取り扱いショップでは2月から順次入荷しております。
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※入荷状況は各ショップへお問い合わせください。

2019/02/15