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初めての夏山・テント泊 初心者のためのテント泊登山 装備ガイド

2019/07/16

前回の富士山登山編に続き、元山岳部で現在も山歩きを続けているという、コロンビア広報の新井さんにお話を伺いました。

日帰り登山から始まり、山小屋泊を経て、いよいよチャレンジしてみたいのがテント泊!テント泊は、夏に標高が高く涼しい山からデビューするといいですよ。夏なら雪もなく、標高が高いことで森林限界を超えるため虫のトラブルも避けられます。
何より、テント泊ならではの、星空をはじめ屋外で味わう山の美しさを味わうことができますよ。

テントやシュラフなどを持っていくため荷物の重量がかさむので、まずはロープウェイなどを利用してスタートはあらかじめ標高が高い場所に設定をし、山頂までの間にテン場がある場所に設営します。

標高が高く気温が低いため、夏でもウェアはしっかり防寒着を着込むなど、テント泊の場合に必要なウェアを用意しましょうね。

テント泊で必要なウェアのボリューム
テントなどのギアをのぞいたウェアはだいたいこのくらいのボリューム。これに、テン場(テントを設営していい場所のこと)で過ごす時のアウターとして薄めのダウンジャケットが加わる感じですね。

ウェア一式でこのボリュームをザックに入れて背負う


必ず必要な装備
・帽子
・速乾性の機能のある半袖Tシャツ(もしくは長袖Tシャツ)
・動きやすく速乾性のあるパンツ
・防寒着(ダウンや中綿)
・レインウェア(上下)
・ダウンパンツ
・グローブ
・登山用靴下
・登山靴
・ザック

あるといいグッズ
・サングラス
・コインケース
・サコッシュやウエストポーチ
・軽いシューズ

そのほか
・テント
・シュラフ
・マット
・ヘッドライト
・救急グッズ、エマージェンシーシートなど
・地図やコンパス
・時計
・ストック
・行動食
・飲料水/ハイドレーションなど
・バーナーやコッヘルなど調理系のギア
・コップやカトラリーなど

速乾性のあるトップス(Tシャツの場合)

まずはトップスについて。速乾機能がついたTシャツは必須です。
これはMountain HardwearのマイティストライプショートスリーブTで、腰まわりにチャック付きのポケットがあり、鍵や小銭などが入れられます。ヨガやジョギングなどでも使いやすいと思いますよ。

ファスナーがついているので大切な物も落とさない

マイティストライプショートスリーブT


また、パンツはロングパンツでストレッチ性があるもの。W ローンマウンテンストレッチパンツは、裾がシェアリングしていて足元が見やすいパンツです。
標高が高いと岩場が多いので、足元が見やすいと、足さばきがしやすいですね。

薄くて軽くて夏に人気がある商品です。さらにパッカブルになるので、旅行でも携帯しやすく、使いやすいと思います。

裾はゴムギャザー。シルエットがきれいで、下山後の着替え用にしても

W ローンマウンテンストレッチパンツ


次はシェルです。
コアプレシェルフーディーは、ウインドシェルでもハードシェルでもないまったく新しいシェルです。ウインドシェルみたいに薄くて軽いです。

着ている感覚がないと思うほどストレッチ性があり、撥水性もある生地

ウインドシェルって風は防いでくれるけれど、走ったり体を激しく動かすと、汗で蒸れてウェアがペタペタと肌にくっつきがちですよね。ですが、コアプレシェルフーディーは、通気性があるため、蒸れを逃します。
そのため、登山やクライミング、トレランなど汗をかくスポーツにむいています。

蒸れを逃しますが、防風性と通気性のバランスに優れ、それでいてストレッチ性と、引き裂き強度が強いんです。クライミングなどで岩と対峙するようなところでも、重宝すると思います。

実際、Mountain Hardwearのアスリートクライマーの長門敬明さんに、コアプレシェルフーディーを1ヶ月アメリカ・ヨセミテ国立公園でのクライミング遠征にてフィールドテストしていただきましたが、大きな損傷はなかったそうです。クライマーの方は、やはり岩との摩耗に耐えられる耐久性があるかを気にされます。コアプレシェルフーディーは薄くて軽いのに引き裂き強度がつよいので、これまでにない新しいシェルだと言ってもらえています。

私も暑がりですが、これなら蒸れずにずっと着ていられるし、稜線で風が吹くときにもいいですね。ちなみに、これもパッカブルなので小さくなります。一枚はあると通年使えるので便利です。

コアプレシェルフーディー

防寒着
防寒着は多めに持って行っていきましょう。これはフリース×化繊綿を使用したKor Strata Climb Hoody。ストレッチ性があるので気持ちがよいです。サムホールがついているので、寒い時は手も隠してくれます。

Keele hoodyはプリマロフトゴールドアクティブという化繊綿を使っていて、通気性とストレッチ性があるのが特徴です。中綿だけではなく外側のシェルも通気を促すので、蒸れない中綿というイメージで、着たまま動くことができる保温着。いわゆるアクティブインサレーションと呼ばれるタイプのジャケットで、今季の秋冬の商品です。

これも通気性があり熱くなりすぎないため、寒い時にこれを着たまま歩けます。
触った感じと着た感じがすごく柔らかくて、テン場到着したらすぐに着ていたいですね。

サムホール付きで防寒対策も○

Kor Strata Climb Hoody(9月入荷予定)


ダウンパンツ
あとはダウンパンツのGhost Whisperer Pant。19年秋冬の製品です。これがあれば、鬼に金棒です。
私はテン場に着いたらパンツの上から履いちゃいます。シュラフに潜るまではずっと着ていますね。これはファスナーが長いので、靴を履いたまま脱ぎ着ができます。

裾のファスナーが大きく開く

ボリュームが出がちなダウンパンツですが、センターにラインがあることで細く見えるデザインの工夫がされていますよ。


レインウェア
Mountain Hardwearオリジナルの透湿素材「Dry.Q Active」を使ったレインウェアのカウクスラブジャケットです。これはストレッチ性がある防水透湿素材で、触るととってもしなやかで柔らかいため、着心地がよいです。

レインウェアなのにストレッチ性が高い

3レイヤー素材で着心地がよく、耐久性があります。夏山で使うレインウェアなら、軽量で着やすさで選んでいただいてもいいと思います。

W カウクスラブジャケット


レインパンツ
カウクスラブパンツも防水でサイドのジッパーが腰あたりまで開くため、脱ぎ着がしやすいです。脱ぎ着のほか、サイドのジッパーのスライドが3つあることで好きなところでベンチレーションも作ることができます。また、立体裁断にしてあるため、パンツとしても歩きやすいです。

ベンチレーションを自分で調節できる。ジッパーにはドローコードが付き、開けやすい工夫が

W カウクスラブパンツ



ソールが硬くて厚い、Columbiaのカラサワミストがおすすめ。ソールの安定感に加え、ハイカットで足首を守ってくれるシューズです。
テント泊登山では、荷物の重さがかさむので、その重量の負担が足にかかります。そのため、足をサポートする靴を選びましょう。

Vibram社製のアウトソールを使いグリップが効く

また、もちろん防水です。日本の山で一泊二日の行程で山を歩くと、雨に降られる可能性があるので、防水シューズだと安心ですね。

靴のかたちが合わないことが多々ありますが、幅広甲高の人でも合うつくりです。

カラサワ ミスト オムニテック


グローブ
テント泊で登るような標高が高い山は、風と雨に吹き去られることがあるので、防水性と防風性のあるグローブがあるといいですよ。指先など末端の冷えから守ります。

手首を固定してしっかりとガード

プラズミックゴアテックスグローブ


サコッシュ・財布
山に行く前後や、行動中は地図を入れたり、テン場についたらスマートフォンや財布を入れたりするのに便利なサコッシュがあるとよいですよ。アフターシックスサコッシュは、カラビナを使用しバックパックショルダーに取り付けることでチェストバッグにもできる構造です。

軽く、耐久性のある生地を使用。内側にキークリップとベルクロ留めスリーブポケットも

アフターシックスサコッシュ

財布は山のトイレ用に100円玉を多めに入れるなど、普段の財布とは別にして軽量化してコインケースにお金と保険証など必要なカード系を入れておきます。

アフターシックスウォレットD


帽子
標高が高いと森林限界を超えるため、日差しが強いのでキャップもおすすめ。冷え込むのでニット帽もよいでしょう。ハットに比べ、キャップはレインのフードをかぶっても邪魔にならないのもいいですね。

Mountain Hardwearらしい山ギアの刺繍

マウンテンアイコンダッドハット


ザック
軽量の生地のキューベンファイバーを使用しているアルパインライト35バックパックです。これは軽量でありつつ耐久性と耐水性があるアルパイン用のクライミングバッグです。

真っ白で目立つカラーリング

クライミングで使うことを想定して作られているので、非常に軽いのが大きな特徴。ザックの上蓋は取り外しができてアタックザックとして利用することができます。

アルパインライト35バックパック


あるとよいもの
テン場は体を休めるための場所。到着したらなるべく登山靴は脱ぎたいですよね。
かといって、石や岩がごろごろしている場所もあるので、軽いシューズを持っていくとよいですよ。つっかけ式のサンダルなどは、足首をホールドしないので、怪我をしやすく避けたほうがよいでしょう。

これは2足合わせて160g前後。スマートフォンと同じかそれより軽いくらいです。クッション製が高く疲れた足に嬉しい快適さです。

ベルトで合体できるのが嬉しい

ティンバーラインロッジスリップ

夏山登山にチャレンジするなら、レインウェアや防寒着、ウェアをしっかりと体を守るものを用意しましょう。
装備をしっかり整えて、初めてのテント泊で素晴らしい景色に出会えるとよいですね。

マウンテンハードウェア 公式オンラインストア

2019/07/16