上田瑠偉トレイルランニングギアNEWアイテム紹介│コロンビアモントレイル2018秋冬
2018/09/28
世界で活躍するトレイルランナー上田瑠偉選手に、コロンビアモントレイルの2018秋冬のトレイルランニングギアの解説をしていただきました。
――コロンビアモントレイルの秋冬モデルは主要アイテムのカラー変更に加え、新たにウィンター仕様トレイルランニングシューズが登場しました。
バハダウィンター(バハダIIIウィンター)は、スタンダードモデルのバハダの素材違いモデルです。アッパーがメッシュから、目の細かい生地になり、保温性が高まりました。生地が変わったことにより、履き心地が変わるかと思いましたが、屈曲性もあり違和感がありません。内側もフリース素材に変わったので、滑りやすくなるのかもと心配してましたが、むしろオリジナルよりも滑りにくく、安心して走る事ができました。
――どういったシーンでの使用にオススメですか?
冬でも普通に走ると暑くなってくると思うので、雪が降るような寒い地域でのトレイルランニングに良いと思いますね。僕の実家は長野県の大町なんですが、年末に実家に帰った時や、(現在拠点にしている)高尾にも雪が降るので、この冬は活躍してくれそうです。
左のバハダのメッシュのアッパーとは違い、右のウィンターは目が細かい。
中の素材は、ウィンターモデル(右)は、フリース素材で保温性が高い
――もうひとつのウィンターモデルがマウンテンマゾヒストIV アウトドライ エクストリーム ウィンターです。
こちらは、よりハードな山岳地帯向けのマウンテンカテゴリーシューズの長寿モデル「マウンテンマゾヒスト」の冬仕様モデルで、防水透湿テクノロジー「アウトドライ」対応の防水シューズです。雪景色を感じさせる模様が格好良いですよね。
ゲイターが一体化しているので、雪や雨が靴の中に入る心配がほとんどありませんね。ゲイター素材はソフトなので、足に当たっても擦れて痛くなるという事はありませんでした。靴下やタイツのようにピタっとフィットするタイプではないので、ゲイター丈より深い雪だとさすがに入ってきちゃいます。雪を走るのであれば、ロングタイツとの組み合わせよりも、レインパンツを上から被せるスタイルの方が良いかもしれませんね。
ゲイターの中にマウンテンマゾヒストが隠れています。
――今年も半分すぎましたが、レースでは何を履きましたか。
夏に怪我をしちゃって今はレースに出てないのですが、、これまでで一番長い距離だった中国のレース(GaoliGong by UTMB®️(中国)RCE 125km 6650mD+ 総合2位)ではバハダを履きましたが、それ以外はログF.K.T. IIですね。
ロード用シューズのようなフィット感の良いので、僕以外のコロンビアモントレイルアスリートも、ほとんどログでレースには出ていますね。僕にはインソールのアーチが高く感じるので、バハダのインソールを入れて使ってます。ログは他のモデルと比べて幅が狭いので、選ぶ際は試し履きしてもらった方が良いですね。
エリートトレイルランナーに愛されているログF.K.T. IIの深いラグのアウトソール
――その他のシューズは履いていますか。
雨の日の練習ではトランスアルプスF.K.T.IIを履いています。防水ではないのですが、雨って結局シューズの中まで濡れてしまうので、水抜けの悪い防水仕様のシューズはあまり履きませんね。トランスアルプスF.K.T.はIIになって、つま先まわりが撥水仕様になったので、水たまりや多少の雨では濡れないのでオススメです。
つま先部分は撥水処理されているトランスアルプスF.K.T. II
――昨年からアパレルアイテムも展開していますが、秋冬用ですとカルドラドIIインシュレーテッドジャケットはいかがですか?
トレランはザックを背負って走るスポーツなので、このジャケットは前面にインシュレーションが入っていて、肩や背中のザックが当たる部分には入っていません。ザックとのフィット感も良く、トレランに最適化された防寒ジャケットは、冬の練習で重宝しています。
グレーの部分にはインシュレーション(中綿)が入っていない。
走行時のズレ防止の指掛けゴム
夏に大きな怪我をした上田選手のリハビリの合間にお時間いただきましたが、怪我も快方に向かっており、来年の復帰に向けトレーニングを再開しているそうです。再び世界の舞台で活躍する上田瑠偉選手の復活をご期待ください。
【コロンビア モントレイル】公式オンラインストア
2018/09/28