<中部>
長野県・涸沢カール(からさわかーる)
紅葉と穂高連峰と空が組み合わさる、まるで絵画のような絶景年間120万人が訪れる山岳景勝地・上高地の涸沢カール(からさわかーる)は、“日本一の紅葉”と称する登山客も多い絶景スポット。9月中旬から山肌が色づき、見ごろを迎える9月下旬から10月上旬にかけては、色鮮やかな紅葉と奥にそびえる穂高連峰、そして真っ青な空が組み合わさる絵画のような絶景に惚れ惚れするはず。
「一般的に知られている“横尾”から進む登山ルートはもちろんおすすめですが、“涸沢”からの下山で通るパノラマルートは、空と岩と紅葉が組み合わさる景色に出会うことができます。初心者にはやや難しいルートになっているので事前の下調べは必要ですが、絶景を見たいという方はぜひ!」(伊藤伴さん)
【周辺おすすめスポット】
【アクセス情報】
上高地バスターミナルのアクセス詳細はこちら
〈電車・バス〉
新宿駅(特急あずさ・約2時間40分) → 松本駅(松本電鉄・約30分) → 新島々駅(路線バス・約1時間)
→ 上高地バスターミナル
〈車〉
新宿(約3時間45分) → 上高地バスターミナル
※通年マイカー交通規制があるため、各駐車場からシャトルバス・タクシーを利用。
※各駐車場:松本市方面からは沢渡(さわんど)駐車場(有料)・高山市方面からはあかんだな駐車場(有料)
▼INFO/画像提供
涸沢ヒュッテ
https://karasawa-hyutte.com
上高地温泉ホテル
http://www.kamikouchi-onsen-spa.com
嘉門次小屋
https://www.kamikochi.or.jp/facilities/kamonjigoya/
長野県・千畳敷カール(せんじょうしきかーる)
中央アルプスで、山肌一面の黄金色を眺めながら紅葉ハイキング長野県・中央アルプスの千畳敷カール(せんじょうしきかーる)は高山植物の宝庫として知られ、秋は山肌一面が黄金色に輝きます。ちなみにカールとは、2万年前に氷河期の氷で削り取られたお椀型の地形のこと。ここには約40分で回れる遊歩道が整備されているので、登山初心者でものんびり紅葉ハイキングを楽しめるでしょう。
「ロープウェイを使えば一気にカールまで行けるので、頑張って歩かなくても気軽に紅葉を見ることができます。カールの中を散策するのも楽しいですし、近くにある木曽駒ヶ岳を登ったり、もう少し難しいのだと宝剣岳を登ったりするのもいいでしょう。帰りは駒ヶ根に寄って、名物のソースかつ丼を食べるのがおすすめ! 秋以外にも、夏は高山植物、冬は白銀のカールも見られます」(伊藤伴さん)
【周辺おすすめスポット】
【アクセス情報】
木曽駒ヶ岳へのアクセス詳細はこちら
〈電車・バス〉
新宿駅(特急あずさ・約2時間30分) → 岡谷駅(中央本線支線・約1時間10分) → 駒ヶ根駅 駒ヶ岳ロープウエイ(路線バス・約40分) → しらび平駅
〈車〉
新宿(約3時間) → 菅の台バスセンター駐車場
※有料・300台
▼INFO/画像提供
一般社団法人 駒ヶ根観光協会
http://www.kankou-komagane.com/index.php
長野県・雨飾山(あまかざりやま)
巨大な白い岩壁・布団菱が、紅葉の中から浮かび上がる秋の絶景長野県・小谷村と新潟県・糸魚川市との境にまたがる日本百名山・雨飾山(あまかざりやま)は、1年を通して多くの登山客が訪れます。とりわけ紅葉が最盛期を迎える10月上旬から中旬が人気のシーズンで、見ておきたいのは、雨飾山東側の巨大な白い岩壁・布団菱(ふとんびし)。岩と紅葉が織りなす絶景はこの山ならではです。
「雨飾山は急登が多く、初心者にとってはやや登山の難易度は上がりますが、山と疎林帯とのコントラストが見事です。僕は紅葉の時期にこの山を登ったことはないのですが、森が深いところなので紅葉の美しさは有名。この山からは白馬や、北アルプスの山々などを望むことができます」(伊藤伴さん)
【周辺おすすめスポット】
【アクセス情報】
〈電車・バス〉
新宿駅(特急あずさ・約2時間15分) → 松本駅(JR大糸線・約2時間00分)
→ JR大糸線南小谷駅(おたり村営バス「雨飾高原行き」・約40分) → 雨飾高原登山口
〈車〉
新宿(約5時間) → 雨飾高原登山口
※登山口付近に第1駐車場(無料・約40台)・第2駐車場(無料・50台)
※2021年より入山規制・交通規制を実施。登山前には下記にて詳細をご確認ください。
https://www.vill.otari.nagano.jp/www/contents/1631003909922/index.html
▼INFO/画像提供
小谷村観光連盟
https://www.vill.otari.nagano.jp/kanko/
雨飾荘
https://www.amakazari.jp
新潟県・妙高高原(みょうこうこうげん)
いもり池&スカイケーブルで、異なる趣の紅葉鑑賞を堪能妙高高原(みょうこうこうげん)のいもり池周辺は、秋になるとイタヤカエデの黄×ヤマモミジの赤のコントラストが美しい景色が広がり、池の周囲・500mほどに整備された遊歩道を散策しながら紅葉鑑賞を楽しめます。そしてスカイケーブルに乗れば、紅葉とともに越後三山や斑尾山などの山々、野尻湖まで一望できる大パノラマがそこに。
「クルマや新幹線であればアクセスしやすく、日帰りで楽しめる山で、湿原とともにきれいな紅葉が見られます。冬はスキー場として使われているスポットということもあり、スカイケーブルを使って登ることもできるので、登山初心者の方はケーブルで一気に上まで行って紅葉を見渡すのもいいでしょう」(伊藤伴さん)
【周辺おすすめスポット】
【アクセス情報】
妙高高原スカイケーブルまでのアクセス詳細はこちら
〈電車・バス〉
新宿駅(湘南新宿ライン快速・約30分) → 大宮駅(北陸新幹線・約1時間25分)
→ 上越妙高駅(妙高はねうまライン・約40分) → 妙高高原駅(赤倉線・約25分)
→ 新赤倉三叉路(徒歩・約5分) → 妙高高原スカイケーブル
〈車〉
新宿(約4時間) → 妙高高原スカイケーブル
※駐車場あり(無料・1,000台)
▼INFO/画像提供
一般社団法人 妙高ツーリズムマネジメント
https://www.myoko.tv
秋冬シーズンの登山におすすめ!コロンビアの機能的アイテム
2023年・秋冬シーズンの新作から、登山におすすめのコロンビアアイテムをご紹介。防風透湿機能やストレッチ性に優れたベストやパンツから、容量たっぷり&ギミック満載のバックパック、そのほかにもハット・グローブ・ソックスなどの小物類まで、独自のテクノロジーを搭載したアイテムをこの機会にチェック!
<メンズおすすめ>
防風透湿のボアフリースベスト×ストレッチ素材のトレッキングパンツ
コロンビア独自の防風透湿機能・オムニウィンドブロックを採用したボアフリースベストは、秋冬の登山からキャンプまで幅広いシーンで重宝するアイテムです。よりしなやかで動きやすい仕様にアップデートした1着は、ライトアウターとしてもミドルレイヤーとしてもGOOD! 撥水機能のオムニシールドと4wayストレッチ素材を組み合わせたトレッキングパンツは夏から初秋シーズン向けのアイテムで、テーパードシルエットのリラックスフィットは、アウトドアだけではなくタウンユースで穿いても似合うでしょう。
<ウィメンズおすすめ>
軽さと暖かさを兼ね備えた着心地のボアフリースベストとロングパンツ
ウィメンズのボアフリースベストも、防風透湿機能・オムニウィンドブロックを搭載し、軽さと暖かさを兼ね備えた着心地が魅力。そしてボアとパネル切り替えのデザインや、優しい色合いは秋冬のコーデにぴったりで、街中でも着たくなるキュートさです。4wayストレッチを採用したソフトシェル素材と裏起毛により、包み込むような履き心地のロングパンツもおすすめ。撥水機能のオムニシールドや、サンプロテクション機能のオムニシェイドなどのテクノロジーも搭載されているため、アウトドアシーンに適したアイテムです。
<バックパック>
日帰りから山小屋泊まで活躍する、ギミック満載の32L大型モデル
コロンビアで人気の【バークマウンテンシリーズ】より、32Lの大型モデルをご紹介。日帰りから山小屋泊まで、ライトな登山&ハイキング向けに必要な荷物はたっぷり収納できる大きさです。雨の侵入を防ぐトップローディングタイプ、メッシュ仕様のショルダーハーネス、小物入れに最適なメッシュポケット付ウエストウィングなど、使いやすさを高める細部のギミックも満載。飲み物を収納できるサイドポケットも使いやすいポイントです。アウトドアでのアクティビティからちょっとした旅行まで、これひとつあれば問題なし!
<ハット>
ウール素材の中折れハットはデイリーユースや旅行のシーンも◎
漫画家・エッセイストとして人気の鈴木ともこさんとのコラボレーションアイテムから、天然の消臭機能に加えて、保温力の高さも兼ね備えたウール素材の中折れハットをご紹介。やや広めのツバと、サイドのオリジナル刺繍がデザインのアクセント。クラシカルな柄はデイリーユースや旅行のシーンにも似合うはず。
<グローブ / ソックス>
スマホが操作できる万能グローブと、抗菌防臭加工のソックス
コロンビア独自のサンプロテクション機能・オムニシェイドを採用したグローブはユニセックス仕様で、高い優れたストレッチ性とフィット感が、登山だけでなくアウトドア全般で大活躍! スマートフォンが操作可能な指先タッチパネル対応なのも使いやすいポイントです。鈴木ともこさんコラボのクルーソックスは、抗菌防臭加工が施され、かかとを包み込むYヒール設計や、土踏まず部分のアーチサポート機能で歩きやすいつくり。4種類のカラーと、左右の文字が異なるデザインの中からあなた好みのものをチョイスしましょう。
紅葉×周辺のスポットを満喫しに、秋の“絶景登山”へGO!
秋の登山は、紅葉という1年の中でこの時期しか出会えない絶景と出会うことができます。それは登山の喜びや楽しさを何倍にもしてくれることでしょう。今回、登山のプロとして伊藤伴さんが紹介してくれた関東・中部エリアのスポットは、どこも初心者でもチャレンジしやすいところばかり。アドバイスを参考に、周辺の温泉やグルメなどもリサーチし、さらにはコロンビアのアイテムもゲットして楽しみましょう!
●プロフィール
伊藤伴(いとう ばん)
1995年生まれ、東京都出身。国際山岳ガイド・近藤謙司に師事し、中学3年でヨーロッパアルプス最高峰のモンブラン、高校3年でネパールのロブチェ・イーストに登る。その後、2016年、当時日本人最年少の20歳141日で世界最高峰のエベレスト登頂。世界4位の高峰・ローツェにも継続登頂する。18年、日本山岳ガイド協会認定登山ガイドステージIIの資格を取得。現在はコロンビアスポーツウェアジャパンのスタッフとして働きながらガイド業を行う。
Text:ラスカル(NaNo.works)