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【製品レビュー】冬山の新定番アウター「ウィンターコヒージョンジャケット&パンツ」

2016/10/07

夏も終わり、徐々に秋めいてきましたね。北アルプスでも紅葉が始まり、山肌にも紅や黄色のモザイク絨毯ができていました。そんな中、2016秋冬新作アイテムをご紹介すべく、北アルプスにてフィールドインプレッションを行ってきました。



今回ご紹介するのは、マウンテンハードウェアのロングセラーコヒージョンシリーズのウィンターモデル「ウィンターコヒージョンジャケット」と「ウィンターコヒージョンパンツ」です。毎年、好評頂いている人気アイテムが冬山でも使える仕様になりました。



主なおすすめポイントは、3つ。

①秋冬用になっても、快適な着心地はそのまま
全体が70デニールの少し厚手生地になりましたが、ストレッチ性の高い生地を使用しているので、動きの邪魔になりません。パンツも同生地を使用。さらに、ひざ部分には立体裁断を施しているので、登りの時、生地のツッパリでひざの動きも邪魔されません。

春夏モデルも使用しているのですが、それと比べて少し生地が厚くなっているので、しっかりとした着心地があります。それでも、100gくらいの違いなので、それほど重みも感じず快適です。ジャケット、パンツともにストレッチ性がよいですが、特に良さを感じたのがパンツです。

ストレッチ性とひざの立体裁断を試してみたく、パンツをいつもよりワンサイズ小さなものを履いてみたのですが(下写真右)、登りの時にひざを曲げても生地が突っ張ることも無くスムーズに動けました。冬に厚手のパンツを履いても、ストレッチ性もあるので動き妨げになら無そうです。



②幅広いシーズン、アクティビティに使える
ウィンターコヒージョンの開発コンセプトのひとつが、幅広いアクティビティやシーズンで使ってもらえるものを作りたかったことです。例えば、初めて冬山を経験する方は「今までのレインウェアでもいけるのか、冬用のハードシェルを買わなきゃいけないだろうか」と悩んでいると思います。そんな方におすすめしたいのが、このウィンターコヒージョンです。

実際に使ってみてどのくらいのシーズンで使えるか、個人的に検証してみました。(森林限界以上の日本の山での使用を想定しました)
春山:◎ 日が出ていると暑いので、ジャケットの出番は朝夕や天候が崩れた時になりますが、そんな時には最適だと思います。
夏山:○ 春夏モデルのコヒージョンと比べると生地が厚めなので、暑く感じると思います。それでも稜線での悪天候には向いていますし、下に着るものを1枚少なくするなど工夫をしたら、気温の高い登山口からも使えます。ただ、低山ハイキングにはおすすめできません。
秋山:◎ 風も冷たく、朝夕の気温も冷え込むので、特にシーズン終盤にはおすすめです。今回も快適に使えました。
冬山:○ 雪山でも低山~森林限界を越えた雪稜ではおすすめです。岩稜が出てくるような雪山では磨耗性も考えて、専用のハードシェルの方がよいでしょう。

幅広いアクティビティという面では、スキーやスノーボードにも使えるような工夫がされています。ジャケットには、裾から雪が入らないよう取り外し可能はパウダースカート付き。裾も長めの設計になっています。パンツもブーツに対応したパウダーカフ付き。裾にはエッジガードも付いています。後ほど紹介しますが、換気機能も充実しているので、気温の高い春スキー・スノーボードに最適です。



③多彩な換気機能
幅広いシーズンで使えるよう換気機能が充実しています。ジャケットもパンツもベンチレーションが豊富なので、ウェア内の蒸れを効率的に出して、換気ができます。

最終日が雨でしたので、ちょうど良くベンチレーションのテストができました。秋山とは言え、まだまだ気温も暖かく防水ウェアを着ると暑かったです。それでもウィンターコヒージョンはベンチレーション機能に助けられました。ジャケットには、両脇にベンチレーションファスナーが付いています。さらに、両サイドポケット内がメッシュになっていて、ファスナーを開けておくとポケットがベンチレーションも兼ねてくれます。(下写真左)
パンツも両サイドのファスナーから換気ができます。(下写真右)



換気のため、暑い時にジャケットの前ファスナーを開けるという方もいらっしゃると思いますが、開けると雨が入り込んできたり、風でかぶっていたフードが飛ばされてしまいます。そんな時、首元にあるスナップボタンでファスナーの一番上を止めてもらうと、写真のように大きく開かないので、雨が入りにくくフードも飛びにくくすることができます。(下写真左2点)
さらに、脇のベンチレーションと併用すれば、正面から空気を入れ脇から出すという流れができるので、換気がしやすくなります。(下写真右)
実は私(筆者)がデザイナーに提案し、採用してもらったアイディア。私自身、かなり気に入っています。



その他にも、便利な機能やこだわりのディテールがあります。

・2方向に調節可能なフード
ヘルメットも対応しているので、大きめに作られていますが、ヘルメットを被らない時でも使えるよう頭頂部と左右サイドがコードで絞れるようになっています。コードの引き手は後頭部にまとめられているので、同時に2方向の調節ができます。それぞれ調節したい時もつまみのパーツをそれぞれ変えているので、見えない後頭部でもコードを引き分けることができます。(下写真左)
フードを使わない時は、フード内のフラップでまとめることができます。(下写真右)



・ファスナー裏のフラップ
ジャケット正面のファスナーとパンツのサイドファスナーに水の浸入を最小限に抑える止水ファスナーを使用しています。高い防水性がある止水ファスナーですが、それでも完全防水ではありませんので、水が染み入ってくることも考えられます。そこで工夫されているのが、ファスナー裏のフラップ。大きめのフラップで水が入っても下のウェアに浸みるのを防ぎ、エッジが折り返してあるので水滴が流れ入るのを防いでくれます。



その他にも、ジャケットのポケット位置を高くし、バックパックのウェストハーネスに干渉しないように工夫されています。右ポケット内にはスマートフォンが入るエクストラポケット、左ポケットには内側ウェアのポケットにアクセスできるファスナーが付いています。



カラーは、普段使いもできそうなブラック、悪天候でも目立ちやすいオレンジ、今回着用したグリーンの3色があります。パンツは、ブラックのみです。
サイズも、女性でも使えるXSから大柄な方向けのXLまで展開。ちなみに、私が身長169cmでジャケットをMサイズ、パンツをSサイズを試しましたが、ぴったりフィットさせるならS、下に厚手のものを着るならMかなというフィッティング感でした。



今回のテストでは、雨やガスの中での行動もありましたが、ウィンターコヒージョンの機能に助けられ、快適に行動することができました。この機能なら、これからの雪山シーズンでの活躍にも期待が膨らみます。今年の冬のアクティビティにオススメしたいアイテムです!

※今回は、富山県の折立から黒部五郎岳、三俣蓮華岳、双六岳を経由し、新穂高温泉に抜けるテント泊縦走を行いました。富山湾や日本最後の秘境と呼ばれる雲ノ平を眺めながら、なだらかな稜線を歩けるコースでオススメです。



▼マウンテンハードウェア[公式サイト]ウィンターコヒージョンジャケット ※ウィンターコヒージョンパンツはコチラ


▼マウンテンハードウェア[公式サイト]登山・トレッキングカテゴリーはコチラ

2016/10/07


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