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【製品レビュー】オゾニック70アウトドライ│カメラマン1泊2日テント泊縦走

2017/05/30

マウンテンハードウェアのオゾニック70アウトドライを山岳雑誌やアウトドア雑誌で活躍されているカメラマンの岡野朋之さんに使用していただき、製品レビューをしていただきました。

オゾニック70アウトドライを背負い関西の中央分水嶺、高島トレイルの一部を1泊2日のテント泊で歩いた。
このザックのアピールポイントはメインコンパートメントに『OutDry(アウトドライ)』という防水テクノロジーが採用されている点だ。シェル素材に直接防水メンブレンを接合することにより高い防水性と耐久性、そして軽量化が図られているという。

これくらい大胆に濡らしても中身が濡れることはない。ただし今回のザックもメインコンパートメント以外は防水ではないので、このような使い方をする場合は注意が必要。
「山と釣り」地球丸刊より

以前、釣りをしながら沢を遡行するという取材を担当した。そのときモデルの女性が背負っていたのがアウトドライのメインコンパートメントにロールトップを採用した今回と同じシステムを持つ同社のザックだった。彼女は落水しないよう慎重に歩みをすすめる我々を尻目に、ためらうことなく水に飛び込みザックを浮き代わりに悠々と泳いでいた。その防水性、気密性の高さを目の当たりにしているので別モデルではあるが今回のザックもその点に関しての不安はなかった。天気にも恵まれたのでその他の点に注目しながら歩いた。

大型ザックに求められるのは、何よりも重い荷物を背負って快適に歩き続けることが出来るのか?ということだ。
ザックのスペックからすると1泊2日ではもの足りないのだが、個人装備にカメラ機材を含めると総重量は26キロとなり、一般的には5~7日以上で歩く装備重量にあたるはずだ。ザック自体の重量は2キロをきっておりこのクラスとしては軽量だ。

外観はシンプルだ。メインコンパートメントの他はトップリッドとフロント、サイドにポケットを配する。色味も控えめなのだが近づいて見ると織物のようなデザインがされており見る角度によって表情を変える。

背面には最小限かつ効果的に厚めのパッドが配されており軽量化、快適性、通気性が両立されている。よく汗もかいたが背中全面が暑くなることはなく通気層の効果を感じることができた。

フロントポケットは立体的な造りでかなり大きい。すぐ取り出したいレインウェアとファーストエイドキットを入れておいた。
デザイン上のアクセントにもなっているオレンジ色はジッパーのある全てのポケットの内側にも採用されており明るくものを捜しやすい。またジッパーの持ち手は常に大きなループとなりグローブをしていても指を掛けやすい。

フロントポケットとメインコンパートメントの間にもスペースがある。底部には水抜き穴が設けられているので、レインウェアやテントフライなど濡れてしまって他と分けたい荷物の収納に向いている。

両サイドのポケットは伸縮性のあるメッシュ地だ。タテヨコ両方からアクセス出来る構造でループ状のストラップは入り口を広げると共に位置を特定するのに役立ち、背負ったままでも手探りで出し入れしやすい。

今回はレンズ2本を収納したクッションボックスを入れチェストバックとして使った。

トップリッドは取り外し可能なリバーシブル構造で明るいオレンジ色を外側とし被視認性を高められる。自身の存在を他に知らせたい場合に有効だ。
ロールトップのメインコンパートメントで防水性が確保されているためリッドには雨蓋としての機能は必要無く、省いてさらなる軽量化を求めてもいいし、ショルダーハーネスに隠されたバックルと組み合わせるとチェストバックとして使え、行動中にも地図などを出し入れしやすい。中にはキークリップ付きのポケットがある。

さらにベルクロで簡単に外せるウェストハーネスと組み合わせるとフィッティングのいいウェストバッグに変身する。地図やレインウェアなど最低限の荷物でメインルートから外れたピークをピストンするとき、テン場から離れた山小屋に買い物に行くときなどに重宝しそうだ。

ショルダーハーネスの上部は左右で1枚のパネルに連結されている。ベルクロで好みの場所で止めることができ、容易に背面長を調整できる。下部は背面を支えるアルミステイに2箇所で連結され高い安定性を得られる。1度長さを決めたならアジャスターの残りのスリットにストラップを通せば緩みにくい。

大型ザックで特に重要なパーツがウェストハーネスだ。重い荷重は肩ではなく腰骨で支えないと長時間の行動は難しい。このハーネスは凝った造りで外からは見えないがフォーム材の周りを上下に離れたベルトが走っている。左右から締めるとベルトそれぞれが角度を変えながら腰骨に沿い、高いフィッティングを得られる。
左右に配されたポケットの片方は伸縮性のあるメッシュ地でエネルギーバーなどを入れるのに十分な容量を持つ。
日本の山を長期に歩けば雨に降られることもあるだろう。
荷物を濡らさないということは登山の快適性、なによりも安全性を高めるうえで非常に重要なポイントだ。アウトドライのテクノロジーで高い防水性を得たこのザックはレインカバーを付け外しする煩わしさ、強風に飛ばされて荷物を濡らす心配から解放し高い安心感を与えてくれる。

そして快適に重い荷物を運ぶというザックの基本性能も細やかな気配りが感じられる造りで満たされており登山中のストレスを減らしてくれ、撮影や歩くこと風景を楽しむことに集中できた。


【マウンテンハードウェア公式オンラインストア】オゾニック70アウトドライ

2017/05/30


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