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暖かくて汗抜けもいい、行動中に着られるアクティブインサレーション

2018/11/08

肌寒く、カラっとした空気が気持ちいい季節ですね。登山、トレラン、ハイキングとどんなシーンでも防寒着が欲しい時期でもあります。ダウンやフリースを着ていると、温かくて気持ちいいですよね。
ところが、悩ましいのが行動中には「着てると熱い、脱ぐと寒い」ということ。そんな相反する悩みを解決してくれるのが「アクティブインサレーション」。 体を温めつつも、不快な蒸れを逃がす画期的なアイテムです。おすすめの商品を交えて、ご紹介していきます。

アクティブインサレーションは、簡単に言うと「行動中にも着られる保温着」です。
その大きな特徴は、

①暖かく、蒸れない
②動きやすい
③濡れに強い
④コンパクト


という点です。

どんなメリットがあるのか、同じ保温着のダウンウェアや従来の化繊綿ウェア、フリースウェアと比較して説明したいと思います。
※アクティブインサレーションも化繊の中綿を使用しているので、区別のため「従来の」と表記しています。

【①暖かく、蒸れない】

※画像はイメージです。

※画像はイメージです。

ダウンジャケットや従来の化繊綿ジャケットは、暖かい空気を溜め込む性質があるため、冷たい外気を遮断し、止まっていても暖かです。その分、蒸れ抜けも良くないので動くと暑く、汗冷えの原因になるので行動着には向きません。
一方、フリースもある程度暖かいのですが、ダウンや化繊綿には及ばず。通気性があり蒸れを逃がすので行動着に向いていますが、風も通すのでアウター使いには向きません。
※防風効果を持たせたフリースもあります。
アクティブインサレーションに使われている化繊綿は、従来の化繊綿のような保温性を確保しつつ、フリースのような通気性を持たせた素材です。暖かい空気の層で冷たい外気を遮断しつつ、行動によって発生した余分な熱気や蒸れを放出し、快適な状態を保ってくれます。風も程よく防いでくれるので、急激な汗冷えの心配もありません。

【②動きやすい】

行動中の使用をあまり想定してされていないダウンや従来の化繊綿のジャケットは、生地の伸び縮みによる動きやすさよりも軽さやコンパクト性が優先されています。逆にフリースはストレッチ性が高いものが多く、動きやすいので行動着に向いています。
アクティブインサレーションは、ストレッチする生地、さらには中綿自体が伸縮するものを使い、動きの妨げにならない、着心地の良い作りになっています。

【③濡れに強い】

保温力、暖かさの面では化繊綿より優れているダウンですが、最大の弱点が濡れに弱いことです。羽毛は濡れてしまうとふわっとした状態から縮んでしまい、暖かい空気を蓄えるロフト(嵩(かさ))が薄くなり保温力が下がってしまいます。
フリースは、ベースレイヤー(肌着)から汗を吸い上げ、発散・乾燥させる効果がありますが、運動量が多いと乾きが追い付かなくなり、雪山では濡れたフリースがシェル内で凍ってしまうこともあるので注意が必要です。
化繊綿は濡れに強く、濡れてもロフトがあまり変化しないので、安定した温かさをキープします。汗で濡れても暖かい状態が続き、その熱によってベースレイヤーの乾きも早めてくれます。

【④コンパクト】

同じくらいの温かさのアイテムなら、ダウンが一番コンパクトになります。一方、フリースの弱点がコンパクト性。毛足を長くすることで保温性を高めているので、その分、コンパクトにまとめられません。
ダウンには及ばないものの、化繊綿もそれなりにコンパクトになります。アクティブインサレーションに使われている化繊綿は、圧縮性に優れているものが多いので、よりコンパクトになります

その他にも、
・ミッドレイヤーだけでなく、アウターとしても使いやすい
・お手入れが簡単で、汚れたらすぐに洗濯できる
・着続けられるので、ウェアの脱ぎ着の手間が省ける
などメリットの多いアクティブインサレーション。

「雪山のミッドレイヤー、フリースじゃ寒く、ダウンじゃ暑すぎる」
「冬のトレラン、ウォームアップでよいウェアがない」
「登りでも蒸れない中間着が欲しかった」
「ミッドレイヤー、アウターどちらでも使いたい」

そんな悩みを持っている方に、この冬使ってもらいたいアイテムです。

とはいえ、どんな人でもどんな状況でも対応する万能なアイテムではありません。
汗っかきの方や冷え性の方など体質によって汗をかく量や寒さの感じ方は人それぞれです。「天気が良くて、思ったより暑い」「風が強くて、寒すぎる」「激しいラッセルで汗をかきすぎた」などウェアの通気性や保温力でカバーしきれないシチュエーションも出てきます。
状況に合わせて、中綿の薄いもの、厚いものを用意したり、フリースやダウンダウンジャケットを特性を把握し、うまく使い分けて工夫してみてください。
また「このウェアだとどれくらい動けば暑くなる」「これくらいの風なら防げる」というのを把握してウェアを使いこなすのもテクニックの一つです。


アクティブインサレーションにもシーンに合わせていろいろな種類があるので、今シーズンの商品いくつかを紹介します。

【Columbia】
サンタフェパークフーディー(Men's)¥23,760(税込)
サンタフェパークウィメンズフーディー(Women's)¥23,760(税込)

左:Men's 右:Women's ※男女とも別カラー展開あります

左:Men's 右:Women's ※男女とも別カラー展開あります

非常によく伸びるストレッチ性とコロンビアテクノロジーの組み合わせに注目してほしいアクティブインサレーションジャケットです。
とにかくよく伸びる秘密は、4方向に伸びる生地にプラスして、化繊の中綿自体も伸びること。突っ張りやすい背中や肩もストレスなく動かせるので、着ているのが苦になりません。
同じくストレッチするアルミドットプリントのオムニヒートが余分な熱を逃がしつつ、体熱を反射してウェア内にとどめるので、厳しい寒さの中でも安心できます。ちょっとした小雨なら弾いてしのげるオムニシールドの撥水加工でアウター使いにも向いています。
摩耗や擦れで痛みやすい肩や袖先、フードには強度の高いリップストップのストレッチ生地を使用。冷えやすい身頃には中綿多め、温まりやすい脇や袖下には少なめと、素材の使い分けがされています。
バックパックのウエストハーネスを付けた時もポケットが使えるように、ハンドポケットは高い位置にあり、手先の保温性UPと重ね着で袖がずり上がるのを防ぐサムホールドと細かな工夫もされています。

左:オムニヒートリフレクトプリント 右:親指を出せるサムホール

左:オムニヒートリフレクトプリント 右:親指を出せるサムホール

こんな使い方がおすすめです。
・雪山の稜線ではミッドレイヤーに着てシェルで風を防ぎ、汗をかきやすい樹林帯の登りではアウターに着て蒸れをしっかり放出します。
・ゲレンデスキー・スノーボードのミッドレイヤーに。
・冬ハイキングの歩きはじめ(ウォーミングアップ)や、頂上のランチタイムの時などの防寒着に。
・オムニヒートの裏地がある分、保温力が高くなるので激しく動くアクティビティより、ゆっくり行動する方や冷えやすい女性などにおすすめです。


【Mountain Hardwear】
コアストラータアルパインフーディ(Men's)¥35,640(税込)
コアストラータアルパインフーディ(Women's)¥35,640(税込)

左:Men's 右:Women's ※男女とも別カラー展開あります

左:Men's 右:Women's ※男女とも別カラー展開あります

アルパインクライミングでの使用を想定して作られたアクティブインサレーションジャケット。
必要性に合わせて、生地も中綿も部分的に素材を使い分けています。フード、胸、肩まわりには防風性、耐久性、撥水性も高いリップストップナイロン生地と保温性を重視した中綿を使い、アウターとして使った時もある程度の雨や風を防ぎ、冷えを防げるようにできています。
お腹と袖、汗をかきやすく大きな動きの多い背中には、通気性とストレッチ性の高い生地と中綿を使用。動きやすさと余分な熱のを放出します。
ヘルメットの上からもフードがかぶれ、ヘルメットがない場合はフードを絞り込めるので、天候に合わせて使い分けができます。物を落とさないよう、すべてのポケットにファスナーが付いていたり、パッカブルでコンパクトに持ち運べて便利です。

左:汗をかきやすく動きの大きい背中は通気性、ストレッチ性の高い素材を配置<br>右:ヘルメット対応のフード

左:汗をかきやすく動きの大きい背中は通気性、ストレッチ性の高い素材を配置
右:ヘルメット対応のフード

こんな使い方がおすすめです。
・アルパインルートへのアプローチではアウターに着て身体を温めつつ蒸れを放出。取り付きからは脱ぎ着ができないのでミッドレイヤーして着用。ビレイ中は体を温め、登攀中はシェルの透湿性とともに蒸れを逃がします。
・雪山登山の激しいラッセル時にはアウターで蒸れを逃がし、風の強い稜線ではミッドレイヤーとして。
・アイスクライミングやバックカントリーのアウター、ミッドレイヤーにも応用できます。 ・雪山でアウターとして使うことが多かったり、森林限界を超えて遊ぶようなアクティビティにおすすめです。


【Mountain Hardwear】
コアストラータジャケット(Men's)¥23,760(税込)
コアストラータジャケット(Women's)¥23,760(税込)

左:Men's 右:Women's ※男女とも別カラー展開あります

左:Men's 右:Women's ※男女とも別カラー展開あります

【Mountain Hardwear】
コアストラータフーディ(Men's)¥25,920(税込)
コアストラータフーディ(Women's)¥25,920(税込)

左:Men's 右:Women's ※男女とも別カラー展開あります

左:Men's 右:Women's ※男女とも別カラー展開あります

コアストラータアルパインフーディが保温性や防風性にもケアしているのに対し、より通気性が重視された汎用性の高いジャケットです。全面にストレッチ&通気性の高い生地と中綿を使い、動きやすく蒸れ抜けが良くなっています。
スタンドカラータイプとフーディタイプの2種類があり、スタンドカラーは首回りがすっきりしているので主にミッドレイヤーで使う方に、フーディタイプは頭部の温めに効果があるので、アウターとして単体でも使いたいという方に向いています。

こんな使い方がおすすめです。
・アルパインなどのミッドレイヤーとしても使えますが、通気性を生かして降雪期前のトレッキングや真冬のハイキングのアウターにおすすめです。
・ストレッチ性が生かせるので、動きの多いスキー・スノーボードのミッドレイヤーにも使いやすいです。
・コンパクトになるので、冬のトレイルランニングのウォーミングアップや防寒着にもおすすめです。

今まで冬のミッドレイヤーの選択肢としてあったダウン、化繊綿、フリースに加え、新たな選択肢となったアクティブインサレーション。
「暖かくて蒸れない」新感覚の保温着で、この冬のアクティビティをより快適に楽しんでください。


2018/11/08