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かつてない やわらかさが生む 極上フィット感。│MONTRAIL TRINITY AG

2022.05.24

コロンビア モントレイルの2022最新モデル「MONTRAIL TRINITY AG」をふたりが徹底解説!

プロトレイルランナー 石川弘樹(左)
アドベンチャーレース参戦を続ける中、2001年からプロとしてトレイルランにしぼって活動。国内では2002年、2003年にハセツネを連覇した後、アメリカを中心に海外レースにも積極的に遠征した。中でもRocky Mountain Slam達成(2004年)とGrand Slam of Ultrarunning優勝(2007年)は日本人唯一の偉業である。トレイルラン第一人者として全国のイベントやレースをプロデュース。斑尾高原トレイルランニングレースや信越五岳トレイルランニングレースなど、人気レースを生み出してきた。

コロンビア モントレイル 新木知範(右)
1997年にモントレイルのディストリビューターであったハワードに入社。その後、2007年にモントレイルを扱い始めたコロンビアに移籍。以来、モントレイルに関わり続け、現在はコロンビア モントレイルのMD(マーチャンダイザー)を担当している。自身のトレイルラン歴も20年以上で、数々のレースに参戦してきた。ハセツネは2000年の第8回大会から出場し続け、これまでに17回完走。モンブラン周辺を舞台にしたUTMBでは、CCC、TDS、UTMBのクラスをそれぞれ完走している。

新木:ありがたいことに、今年の新作シューズの中で注目されている『モントレイルトリニティAG』。石川さんはプロトレイルランナーとしてコロンビア モントレイルのシューズを20年にわたって履いてこられましたが、実際に1年ほどテストされてきてどのような印象を持たれましたか?
石川:コロンビア モントレイルのスピリッツというのを残しながらも、見た目においてはこれまでになかったデザイン、かつ厚底モデルで、足を入れた時のフィッティングも今までのモデルとはまったく違うものでした。『やわらかく包み込むような感覚なのにフィット感は高い』という、どうしても矛盾した表現になってしまいます。
新木:フィッティングは今までとは違う、とても不思議な感覚ですよね。トゥキャップ部にカウンターパーツを配置したモデルが多かった中、トリニティAGはラバー加工の補強のみ。それもアッパーのやわらかさに関係していますよね?
石川:関係していると思います。最初に履いた時、「これで大丈夫なのかな?」と思うほど、アッパー全体がやわらかいことに戸惑いました。でも、実際に履いてみると気にならず、下りではそのやわらかさがプラスに出ていると感じました。長い下りを走っていると、どうしても指先が詰まってきてシューズ内部に当たってしまうので、僕はシューレースをわりと強めに締めてきました。そうするとモデルによっては足の甲に圧迫感が出てしまうこともあったのですが、トリニティAGはシューレースを強く締め上げなくても下りで指先が詰まることなく、たとえ詰まったとしてもアッパーが非常にやわらかいので指先が当たっている感じがしません。指先も足の甲も圧迫されずに「足との一体感」をこれほど強く感じられるシューズは、過去にはありませんでしたね。

つま先部は軽く押せばつぶれるほどのやわらかさ。シューレースも平紐で伸縮性が高い素材を使用。締め付けた際の圧迫感を軽減している要素のひとつだ。

新木:シュータンのないインナーソック構造に加え、やわらかいアッパーで足を二重に包み込んでいるので、今までと違うフィッティングの良さを生み出しているのだと思います。ヒールにおいても、これまでは硬めでカチッとしたフィッティングが多かったのですが、トリニティAGのヒールはすごくやわらかく仕上がっています。あと、トリニティAGの特徴のひとつと言えるのがシューレースの配置。過去のモデルは締めたぶんだけフィットさせられる構造だったのに対して、この足の甲にぴったり合うようオフセットされたシューレースは、それほど締め上げなくても高いフィット感を得られます。足の動きに合わせてプレッシャーをリリースしてくれる効果があり、圧迫感も軽減されています。 石川:実際に履くと、『やわらかさ』『なめらかさ』『しなやかさ』という表現が、トリニティAGにはしっくりくるとうなずいていただけるはずです。


新ソールの戦闘力
石川:コロンビア モントレイルとしては初めてとも言える厚底タイプのモデルですが、厚すぎず薄すぎず、ちょうどいいあんばいに仕上がっています。石や岩など硬いものを踏んだ時にクッション性の高さを感じる一方、厚すぎて踏んだものをぼんやりさせるわけではなく、地面からの感触をちゃんと体感することもできます。

新木:鋭さはないものの、足裏感覚は残されていますよね。シューズのキャラクターで言うと、ショートというよりはミドルからロング、ウルトラを視野に入れた設計になっています。ミッドソールはこれまであった素材の厚みを単に増したわけではなく、フォームと呼ばれる素材自体を新しく開発したことで、本来は相反するはずのクッション性と反発力を両立させることができ、さらには長距離への耐久性においても高い次元でバランスさせています。ミッドソールとアウトソールの間に入っているエンジニアード・ぺバックス・プレートは、カーボンプレートのような硬さはなく、とてもしなやかな素材。誰にでも、どんなトレイルでも扱いやすいことが重視されています。
石川:プレートが入っていると感じないほど、しなやかですよね。でも、走行時はしっかり反発して推進力を生んでくれています。これらのソールユニットと船形の靴底形状によって、着地してから地面を蹴るまでの動きをとてもスムーズに行なうことができます。

よく見比べてみると、ラグパターンは左右非対称。ひとつひとつの形状や大きさが微妙に違い、綿密な計算がなされて設計されていたことがよく分かる。

新木:アウトソールに使用している素材も新しい配合になっています。
石川:トリニティAGを履き始めてから、ドライな岩場、苔むした石、そしてマディな路面、カチカチの路面など、いろんな場所、シチュエーションでテストを重ねてきましたが、どんな時もしっかり地面を捕らえてくれ、使うほどにその信頼が高まっていきました。冗談抜きに、アウトソールを眺めているだけで感心させられます。ラグパターンが複雑で、隣どうしでもラグの形状や大きさが違っていて左右対称ではないんです。 新木:アウトソールのグリップ力は、パターンやラグの配置を含めての総合パフォーマンスです。基本的にラバーの摩擦係数が高くなれば滑りにくくなる半面、マディな路面を噛む力がなくなっていくので、どこでバランスさせるか? トリニティAGはそれをしっかり考えられている設計だと言えます。

「インナーソック構造に加え、やわらかいアッパーで足を二重に包み込んでいるので、今までとは違ったフィッティングの良さを生み出している」(新木)

石川:「向かないレースはない」と答えられるくらいオールラウンダーな1足ですね。ミッドソールに厚みがあって幅が広めのモデルなので、テクニカルなトレイルが走りにくいように思われるかもしれませんが、足先の操作性はバツグンです。ガレていて足を置く場所が限定されている時でも、そこをピタッと狙って着地できます。だからテクニカルなバーティカルレースやショートレースならトリニティAGを選択肢に入れてもいいでしょう。もちろん得意とするのは50㎞以上のミドルからロングレースなので、100㎞や100マイルレースを有利に走るための武器になるのは間違いありません。
新木:自分も石川さんと同じ意見で、トリニティAGがあればどんな路面にも、どんなレースにも対応できるように思います。それくらいの自信作ですし、完成度の高さです。日本のトレイルランレースはどうしてもロード区間が多くなりがちですが、ロードとの相性も悪くありません。本当にこれ1足でオールラウンドに走れます。
石川:ケガで思うように走れなくて気持ちが沈む時もありましたが、トリニティAGを履くようになってからは走ることに対してポジティブな気持ちが自然と湧いてきます。今ではトレイルランをより楽しむために欠かせない相棒です。もう、他のモデルを履けませんね(笑)。

「やわらかく包み込むような感覚なのに抜群のフィット感──指先や足の甲が圧迫されずに足との一体感をこれほど感じられるモデルはなかった」(石川)

メンズは2色、ウィメンズ1色のカラー展開。ドロップ数は8㎜。重量はメンズが片足290g、ウィメンズが片足240g。

■<メンズ>モントレイル トリニティAG ¥17,600(税込)
■<ウィメンズ>モントレイル トリニティAG ¥17,600(税込)

Montrail Trinity AG特設サイト

2022.05.24