愛用しているトレランシューズの機能を維持するためには、何よりも“メンテナンス”が大事!今回は【防水あり】と【防水なし】に分けて、おすすめのお手入れ方法をご紹介します。
汚れやすいトレイルランニングシューズは、ほこりや泥をそのままにしておくと、劣化を早めてしまうためメンテナンスが必須。また、アウトドライ・オムニテック・ゴアテックスなどの防水素材を使ったシューズに関しても、お手入れ方法はそれほど難しくありません。そこで今回は、トレランシューズのお手入れ方法を、【防水あり】と【防水なし】に分けてレクチャー! 愛用シューズの機能を維持するためにも、フィールドから帰った後はしっかりとメンテナンスをしましょう。
※この記事は、CSJ magazineで2016.11.24に掲載された「トレッキングシューズ・トレランシューズ(防水なし)のお手入れ方法」、2016.11.30に掲載された「防水トレッキングシューズ・トレランシューズのお手入れ方法」の内容を再編集し、増補改訂したものです。(掲載商品は取材当時のものとなりますので、一部取扱がない場合がございます。)
【防水あり】
ポイントは“内側に水が入らないこと”&“強く擦らないこと”
まずは汚れを落とす前に靴ひもとインソール(中敷)を外します。
靴ひもは中性洗剤で洗い、インソールは柔らかい布で汚れを拭き取った後に形を整え、日が当たらず風通しの良い場所で乾燥させましょう。汚れがひどい場合は中性洗剤で水洗いをして、その際は手洗いをしてください。
※インソールを洗う場合は、柔らかいブラシで優しくこすってください。固いブラシなどで強くこすってしまうと、表生地が剥がれる恐れがあります。
シューズの内側へ水が入らないように注意しながらブラシで水洗いをして、靴底、ラバー部分、ソールサイドなどの泥汚れを落とします。加えて、ソールに詰まった小石もドライバーなどで取り除きましょう。
※防水シューズの場合は、内側を濡らさないように注意してください。
アッパーは水を絞ったタオルで汚れを拭き取ります。
汚れがひどい場合は、内側へ水が入らないように注意しながら水洗いをします。洗剤を使用する場合は、中性洗剤を薄めて使用してください。
※ブラシを使用する際は、生地を傷めてしまわないように優しくこすりましょう。
※シューズにタオルなどを詰めると、水が中に入りにくくなります。
汚れを落とした後は、内側に水が入らないように注意しながら、洗剤が残らないようにしっかりと洗い流します。
内側は水を絞ったタオルで汚れを拭き取り、臭いが気になる場合は市販の消臭スプレーを使用しましょう。
※消臭スプレーを使用する際は、商品の説明・指示に従ってください。
形を整えて、風通しの良い場所で陰干しをします。その際にタオルなどで水を吸い取るとより効果的です。
※クッション剤や接着部分は熱に弱いため、ドライヤーなどの熱乾燥は避けてください。
乾燥後はインソールと靴ひも付け直して保管します。型崩れを防ぐため、靴ひもは一番上まで軽く締めておきましょう。また、撥水スプレーで撥水効果を回復させると水滴を良く弾き、汚れが付着しにくくなります。
※インソールを入れる際は、曲がらないように注意しながら入れてください。