別府駅で集合し、マイクロバスで登山口へ。まずは基本の確認、シューレースの結び方やザックの背負い方を見直します。こうした小さな工夫が、長時間の登山を快適にしてくれます。

道中で予報外れの雨が降り、ジメっとした樹林帯を600mほど登ることになりました。難所はなく、緩やかな登りが続きますが、標高が上がるにつれ足元に紅葉が広がり、景色が一気に華やぎます。登り途中の斜面ではの足の置き方を講習しました。

最後の急登を登り終えるとロープウェイ鶴見山上駅周辺の散策路に合流します。
そこから散策路を通って鶴見岳に登頂。山頂からは東側に紅葉と別府湾、西側に由布岳を一望することが出来ました。
山頂周辺では七福神巡りや札所巡りをすることもが出来るため各々巡ってからロープウェイ鶴見山上駅に集合。
帰りはロープウェイを利用し、下りが苦手な方も安心でした。

怪我なく全員が無事に到着し、くじゅう連山の玄関口である飯田高原の長者原へ到着。そこから宿泊地「高原テラス花山酔」へ移動し、温泉と食事でゆったりとした時間を過ごしました。
温泉で疲れを癒した後は、地元食材を使った夕食とともに、大分名物「カボスハチミツソーダ」で乾杯。爽やかな甘酸っぱさが、登山の疲れを心地よくリセットしてくれます。

2日目は宿泊地を出発し、くじゅう登山口から三俣山を目指します。標高差は約700m。稜線に出ると風が強まり、体感温度は一気に低下しました。ここで重要になるのがレイヤリングと水分補給。講師からのアドバイスを受けながら、肌寒い環境下の中でもスムーズに進むことができました 。

三俣山西峰と本峰、南峰を登頂し、達成感に包まれながら法華院温泉山荘へ下山しました 。

山荘ではさっそく、天然温泉で疲れをリセット。山の冷たい風にさらされた体を温泉が包み込み、参加者の表情もほっと緩みます。夕食は地元食材を使った料理が並び、山の話や今日の景色を振り返りながら和やかな時間に。食後にはコロンビアブランドやお店のことをより深く知ってもらうためのクイズ大会を開催しました。登山の学びだけでなく、仲間との交流も深まる、そんな夜になりました 。

3日目は法華院温泉山荘から出発し、久住山へ向けて標高差約600mを登ります。広大な北千里浜を進むと、視界が一気に開け、雄大な景色が広がります。北千里浜を越え、久住別れを過ぎると冷たい風が吹き抜け、体感温度は一気に低下。霜に覆われた草木や「エビの尻尾」現象を観察しながら、雄大な自然に励まされて山頂を目指しました 。

山頂からは広大な阿蘇の大地が一望でき、遠くには阿蘇山の噴煙がゆらめいていました。圧倒的なスケールの自然に、カメラのシャッターを切る手が止まりません。空と大地が織りなす絶景を胸に刻みながら、最終目的地である牧ノ戸峠登山口へ下山しました。

今回の登山学校は「登山＋紅葉＋温泉」という贅沢な組み合わせで、歩いたあとは湯に浸かって疲れを癒しながらしっかりと“登った実感”も味わえる内容となりました。 難易度は高くないコースながらも、一歩進むごとに雄大な景色と美しい紅葉の絶景が現れる九重連峰。
本州からの参加者も多く、普段なかなか足を運ぶことのない九州の山を、キラキラとした表情で満喫されていた姿が印象的でした。気軽に挑戦できて、絶景・達成感・癒しまで手に入るという、思わず参加したくなる体験が詰まったツアーとなりました。

企画：株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン
運営：株式会社アドベンチャーガイズ