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アウトドアを快適に楽しむための絶対条件「レイヤリング」|冬編

2018/11/28

自然の中で遊ぶアウトドア。「暖かい日差しに、心地いいそよ風を感じながら・・・」なんてシチュエーションもありますが、自然の中ですから、当然雨が降ったり、寒かったり、風が強かったりします。特に冬は寒さや雪の中ということもあり、体が冷えたり、濡れたりしてしまいます。
そこで、外の環境から身体を守るために“工夫して”重ね着をするのが「レイヤリング」です。どんな工夫をして身体を守るのか、ご紹介していきます。

「たくさん着こめば寒くないでしょ」ということで、冬の寒さの中、何重にも着こめば温かくて快適かというと、そうでもありません。たくさん着こめば、その分動きにくくなる上、行動すると暑すぎて汗をいっぱいかき、汗冷えしてしまうこともあります。また重ねる順番が違うだけで、快適性も変わってきます。
「なんでも重ねて着れば大丈夫」ではないという点で、 レイヤリング≒重ね着 ということを覚えておいてください。重ねて着るけれども、重ね方に工夫が必要になってきます。
レイヤリングの一番の工夫は、大きく3つのレイヤー(層)に分けて、着るものを考えることです。
肌から近い順に、

ベースレイヤー
ミッドレイヤー
アウターレイヤー

と分け、各レイヤーにはそれぞれ役割があります。


【ベースレイヤー】
肌に触れる一番下に着るウェアです。わかりやすく言うと肌着です。
アンダーシャツやタイツが主にベースレイヤーと呼ばれていて、ウールや化繊素材が使われています。

ベースレイヤーの主な役割は、この3つです。
①汗を素早く吸収(吸水性、吸湿性)
②吸いとった汗を拡散し、素早く乾燥(速乾性)
③体温のコントロール(調温機能、保温性)

人は動かない状態でも常に発汗していますが、激しく動くと水滴状に汗をかき、放っておくと汗冷えし身体が冷えてしまいます。その理由は、汗が乾くとき一緒に肌表面の熱も奪っていくからです。 なので、汗を肌から素早く吸い取って→早く乾かし→熱を奪わせないという機能が必要になってきます。
外から見えないため地味な存在ですが、アクティビティの快適性、場合によっては命に関わることもあるので、経験を積んだベテランの方ほどベースレイヤーの選択を大事にしています。 暑い夏にはベースレイヤー1枚で行動することもあるので、速乾性のTシャツもベースレイヤーの一種といえます。


【ミッドレイヤー】
シェルの下、アンダーの上に着て、暖かさを確保するウェアです。暖かい時や天候が安定している時は1番上に着ることもありますが、中間に着ることも想定しているのでミッドレイヤーと呼ばれています。
ダウンジャケットや化繊綿ジャケット、フリースやソフトシェル、トレッキングシャツなどが該当します。パンツには、フリース素材のパンツやタイツ、トレッキングパンツを履きます。

ミッドレイヤーに求められる役割は、主にこの3つです。
①身体を温める(保温性)
②蒸れを放出する(通気性、透湿性)
③吸い上げた汗を乾燥させる(速乾性)

主に保温効果を求めることが多いレイヤーです。ウェア内に温かい空気を溜め、冷たい外気の侵入を防ぎます。雪山でも保温のために着ますが、行動中は暑くなるので蒸れを放出する通気性、アンダーウェアで吸い上げた汗を乾燥させるための速乾性も重要になってきます。動きの多いシーンでは、フリースや通気性のあるアクティブインサレーションを着ることが多いです。動きの少ないシーンでは、保温が最優先になるので、ダウンや化繊綿ウェアで体を温めます。
温かい季節には、雨や風がない限りアウターの出番は少ないので、一番上に着ることが多くなります。蒸れをため込まず、乾きの早いソフトシェルやトレッキングシャツを着ることが多いです。


【アウターレイヤー】
一番外側に着て、雨や風、雪など外の環境から身体を守るためのレイヤーです。
冬山で着るアルパインシェル、レインウェア、ウィンドシェル、ソフトシェル、防水や防風の中綿ジャケットなどが該当します。

アウターレイヤーの主な役割は、この3つです。
①雨や雪から守る(防水性)
②蒸れを放出する(透湿性)
③風から守る(防風性)

雨や雪など水の侵入を防ぐレインウェアやアルパインシェルが、一番わかりやすいアイテムかと思います。水の侵入を防ぐ分、ウェアの気密性も高くなるので蒸れやすくなります。そこで、水滴は通さず、水蒸気は通すという特殊な膜(メンブレン)の透湿性やファスナーなどを開けてウェア内を換気する機能(ベンチレーション)も重要です。ベースレイヤー→ミッドレイヤーと移動してきた蒸れや汗を放出する大事な機能です。また防水性はないけれども、風を防ぐ防風性のあるウェアや保温性も兼ねた中綿入りのジャケットもアウターとして使われます。


季節や天気に合わせて、3つのレイヤーをうまく組み合わせ、身体を守り、快適に安全に過ごせるようにするのがレイヤリングです。また、小まめに着たり脱いだりすることで、体温調節もしやすくなるメリットもあります。
またベースレイヤー、ミッドレイヤー、アウターレイヤーの他に、テントに泊まる時や停滞する時など、行動を止めた時に身体を温める時に使う保温ウェアが必要になる時もあります。

アクティビティによって選ぶウェアも変わってきますので、いくつかレイヤリング例を紹介します。 秋冬アクティビティのレイヤリングで参考にしてみてください。


【アルパインクライミング Mountain Hardwear】
ラッセルのアプローチから、凍てつく寒さの雪壁とコンディションが大きく変わる厳冬期のクライミング。蒸れ対策と寒さ対策をバランスよく行う必要があります。手足を大きく動かすので、動きやすさも重要です。

アウターレイヤー
蒸れ抜けのいいDryQエリートを採用したアルパインシェルとパンツ。ベンチレーションも大きく開くので、ラッセルで熱のこもったウェア内も素早く換気できます。
スーパーフォーマジャケット(Men's)¥51,840(税込)
スーパーフォーマパンツ(Men's)¥42,120(税込)
ミッドレイヤー
保温性と蒸れ抜けのバランスを考え、アクティブインサレーションをミッドレイヤーに。下はストレッチして動きやすいフリース素材の細目パンツを選択。
コアストラータアルパインフーディ(Men's)¥35,640(税込)
32ノットソータイツ(Men's)¥11,880(税込)
ベースレイヤー
肌面がウール、表がポリエステルのハイブリッド素材アンダーシャツ&タイツ。濡れても保温力のあるウールが汗冷えを防ぎつつ汗を吸収、速乾性に優れたポリエステルが汗を吸い上げ乾かします。
キネティックロングスリーブ1/2ジップ(Men's)¥18,360(税込)
キネティックタイツ(Men's)¥16,200(税込)


【雪山登山 Mountain Hardwear】
気温もまだ温かい樹林帯から風の吹きつける稜線へと変化の大きい雪山登山。アルパインと同様に汗対策と寒さ対策のバランスが大切です。

アウターレイヤー
やわらかなソフトシェルを使ったマウンテンシェル。裏地が微起毛になっていて、単体でも温かさを確保してくれます。
W ウィンターコヒージョンストレッチジャケット(Women's)¥42,120(税込)
W ウィンターコヒージョンストレッチパンツ(Women's)¥34,560(税込)
ミッドレイヤー
樹林帯のハイクアップではアウターとしても着れるアクティブインサレーション。パンツは裏が微起毛した中厚手のトレッキングパンツ。
コアストラータジャケット(Women's)¥23,760(税込)
W ユニオンポイントパンツV.3(Women's)¥15,120(税込)
ベースレイヤー
肌面がウール、表がポリエステルのハイブリッド素材アンダーシャツ&タイツ。濡れても保温力のあるウールが汗冷えを防ぎつつ汗を吸収、速乾性に優れたポリエステルが汗を吸い上げ乾かします。
キネティックロングスリーブクルー(Women's)¥17,280(税込)
キネティックタイツ(Women's)¥16,200(税込)


【バックカントリースキー・スノーボード Mountain Hardwear】
ハイクアップでは体を動かし暑く、滑走では風を受けて寒くなるバックカントリースキー・スノーボード。登りと滑走で状況が異なるので、レイヤリングにも気を使います。アウターの脱ぎ着で調整する場合も多いです。

アウターレイヤー
蒸れ抜けのよいDryQエリートに加え、大きく開くベンチレーションを兼ねたポケットで、ウェア内の換気がスムーズに行えます。パンツは取り外し可能なベスト付き。
クラウドシーカージャケット(Men's)¥64,800(税込)
クラウドシーカービブ(Men's)¥58,320(税込)
ミッドレイヤー
汗の乾きの早いフリースに冷えやすい肩、胸には中綿を封入したジャケット。登りと滑走の寒暖差に対応します。パンツはブーツに干渉しない丈のフリースで保温性を確保。
32インシュレーテッドフーデッドジャケット(Men's)¥17,820(税込)
ピノフリース4/5インナーパンツ(Men's)¥10,692(税込)
ベースレイヤー
ハイクアップの発汗に備えて吸水性、速乾性に優れた化繊のアンダーシャツを選択。中厚手のストレッチフリースで速乾性と保温性を持てせています。
バターマンクルー(Men's)¥7,020(税込)
32タイツ(Men's)¥10,260(税込)


【ゲレンデスキー・スノーボード Columbia】
リフトやゴンドラで登れ、滑りに集中できるゲレンデでのスキー・スノーボード。とはいえ、リフト乗車中は寒かったり、滑ると汗をかくという状況は雪山と変わりないので、保温性と速乾性を考えたレイヤリングが必要です。

アウターレイヤー
保温性を重視して、中綿入りのジャケットとパンツを選択。寒い中のリフト乗車やゲレンデ脇での休憩でも温かく過ごせます。
ワイルドサイドジャケット(Women's)¥23,760(税込)
ワイルドサイドパンツ(Women's)¥19,440(税込)
ミッドレイヤー
適度な保温性と動きやすさを考え、中厚手のフリースを着用。フリースのショーツを履いて、雪上に座った時の冷たさを軽減できます。転倒した時のためにパッド入りのサポーターを履くのもおすすめです。
バックアイスプリングスウィメンズジャケット(Women's)¥8,532(税込)
ワピティパスウィメンズショーツ(Women's)¥7,452(税込)
ベースレイヤー
体熱を反射して効率的に体を温めるオムニヒートを使ったアンダーシャツとタイツ。速乾性もあるので、汗をかいても安心です。体にフィットしたシルエットなので、レストハウスでフリースまで脱げるよう化繊のTシャツを重ね着しておくのもおすすめです。
リードザトレイルズウィメンズロングスリーブトップ(Women's)¥7,884(税込)
リードザトレイルズウィメンズタイツ(Women's)¥7,884(税込)


【冬のハイキング Columbia】
低山とはいえ、朝夕は冷え込む冬のハイキング。歩きはじめは寒いですが、だんだん身体が温まってくるので、アウターの脱ぎ着でうまく調整しましょう。

アウターレイヤー
アクティブインサレーションのジャケットでウォーミングアップ。蒸れを逃がしながら保温してくれるので、歩きはじめに最適です。パンツは動きやすいストレッチ素材のトレッキングパンツ。雨の可能性もあるので、レインウェア上下は必ず持っていきましょう。
サンタフェパークウィメンズフーディー(Women's)¥23,760(税込)
バレーウェイIIウィメンズパンツ(Women's)¥11,880(税込)
ミッドレイヤー
吸水速乾性の高いニット素材のタートルネック。肌触りが良く、着心地もよいのでハイキングには最適です。
ブライスキャニオンタートルネック(Women's)¥6,372(税込)
ベースレイヤー
冬でも登りは汗をかきやすいので速乾素材のアンダーシャツとタイツを着用。肌に触れる部分をドライに保てば、暖かく過ごせます。
ヴァイアジェンタIIウィメンズロングスリーブトップ(Women's)¥4,968(税込)
ヴァイアジェンタIIウィメンズタイツ(Women's)¥4,212(税込)


【冬のトレイルランニング Columbia Montrail】
低山ハイキングと同じく、走り始めは寒いですが、体が温まってくると冬でも汗が流れてきます。汗冷えしやすくなるので、小まめな脱ぎ着が必要なのと、脱いだウェアがコンパクトにしまえることが重要です。

アウターレイヤー
ハイキング同様、雨の可能性、防風ウェアとしてレインウェアは必ず持っていきましょう。
ミッドレイヤー
走り始めのウォームアップに蒸れ抜けの良い化繊綿ジャケットを着用。脱いでもパッカブルでコンパクトになります。休憩になったら、すぐに着用して汗冷えを防ぎましょう。
カルドラドIIインシュレーテッドジャケット(Men's)¥6,372(税込)
タイタンウルトラショーツ(Men's)¥7,020(税込)
ベースレイヤー
かいた汗を素早く乾かすために、速乾素材のシャツを着用。タイツは、防風、速乾素材を使用し、風による冷えも抑えてくれます。
タイタンウルトラハーフジップシャツ(Men's)¥7,560(税込)
タイタンウィンドブロックIIタイツ(Men's)¥10,800(税込)


紹介させて頂いたレイヤリングを参考に、アクティビティを行う地域や天候、ご自身の体質(汗っかき、冷え性など)に合わせたアイテムを選び、工夫してみてください。経験を積んでいくと、自分に合ったレイヤリングがきっと見つかります。

2018/11/28