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テントのお手入れ方法と取り扱いの注意│マウンテンハードウェア編

2019/07/01

アウトドアが最も盛んなサマーシーズン。登山やキャンプで、テントの活躍も多くなります。その分、汚れてしまうことが多いので、しっかりとメンテナンスしましょう。今回は、使用後のメンテナンス方法をご紹介します。




【ボトムの汚れ落とし】
テントボディを組み立て、ボトムが見えるようひっくり返します。ブラシや乾いたタオル等でボトム面をやさしく掃きます。
きれいになったら、そのまま乾燥させます。
※風の強い時はテントが飛ばされる恐れがあるので、屋外でのメンテナンスは避けて下さい。
※コーティングや生地傷みの恐れがありますので、丸洗いは避けて下さい。


汚れがしつこい箇所は、薄めた中性洗剤を使用し、ブラシやスポンジなどでやさしく擦って落とします。汚れを落としたら、洗剤の成分が残らないようしっかりふき取って下さい。 ※強く擦りすぎると生地を傷めてしまいますので、加減をして汚れを落として下さい。



【ボディ内側、室内の掃除】
テントを立てた状態で開けた入り口を下にしてテントを持ち上げ、ゆすってゴミを出して下さい。


水を絞ったタオルでフロア全体を拭きます。汚れがしつこい場合は、薄めた中性洗剤を使用し、スポンジやタオル等でやさしく擦って落とします。洗剤成分が残らないよう、しっかりふき取って下さい。
※屋外で作業する場合、コンクリートやアスファルトの上では生地が傷む可能性があります。ダンボールなどを敷いた上での作業をお奨めします。


内壁も水を絞った綺麗なタオルで全体的に拭いていきます。



【ボディ外側の掃除】
テントを組み立てた状態で、外壁を水を絞った綺麗なタオルで拭いて下さい。


ポールやペグの差込パーツなど汚れが着きやすい場所は、ブラシで水洗いします。汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めて使用し、洗剤をしっかりと流します。



【フライシートの掃除】
水を絞ったタオルでフライシート全体を拭きます。汚れがしつこい場合は、薄めた中性洗剤を使用し、スポンジやタオル等でやさしく擦って落とします。洗剤成分が残らないよう、しっかりふき取って下さい。
フライシートの裏側も同様に、水を絞ったタオルで拭きます。


隅の接続パーツなど汚れが着きやすい場所は、ブラシで水洗いします。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めて使用し、洗剤をしっかりと流します。



【乾燥】
テントを組み立てた状態で乾燥させます。陰干しでの乾燥ががお奨めです。直射日光での長時間乾燥は生地を傷めてしまいます。日向で乾燥させる場合は、長時間の放置は避け、乾燥次第、撤収してください。



【フライシートの撥水処理】
撥水効果が落ちている場合は、汚れを落とした後、市販の撥水剤を使用して下さい。
スポンジで延ばすように塗るとムラが少なく塗ることができます。
※スプレータイプは近づけ過ぎるとムラになってしまうので、少し離して使用して下さい。



【テントポール】
先端は汚れが付き易いので、歯ブラシなどで擦って水洗いします。接続部分も砂が付いていることもあるので、ブラシで落とします。ポール内に砂などが入っていることもあるので、軽く叩いて出します。


乾いた布で全体的にほこりや砂を落とします。その後、固く絞ったタオルで全体的に拭いてください。ジョイント部分は汚れが溜まり易いので、丁寧に拭き取ります。拭きながら、破損箇所がないかチェックしましょう。



【ペグ】
泥や砂が付着していますので、ブラシでしっかり水洗いをします。



【ファスナー】
ファスナーにも汚れが付着するので、歯ブラシなどでほこりを取り除いて下さい。ファスナーの滑りが悪くなっている場合は、ファスナー用潤滑剤を使用すると滑りがスムーズになります。



【保管方法】
直射日光の当たらない風通しのよい場所に保管して下さい。大きめの洗濯ネットに入れておくと、ある程度通気性が保てます。長期間保管する場合は、時々組み立て乾燥させるようにして下さい。


高温多湿の場所は避ける
車や押入れの中など、高温多湿になる場所での保管は、コーティングや樹脂パーツなどの劣化を早めることになり、 テントの寿命を縮めることになります。
また、濡れたままでの保管でも劣化を早めてしまいますので、使用後は必ず乾燥させてから保管して下さい。



【テントの移動】
テントを移動させる際、中の荷物は全て出し、地面で擦らないよう宙に浮かせて運んで下さい。
地面で引きずると生地が傷んだり、穴が空いてしまいます。



【ポールの連結】
ポールを連結する時は、しっかりと差し込んだことを確認して下さい。


連結箇所がしっかりと差し込まれないと、その箇所に負荷がかかり、ポールが破損する原因となります。



【シーム処理】
経年劣化などによりシームテープが劣化した場合は、シームコートなどで止水処理をすると効果的です。

※経年劣化 どんなにケアをしていても、テントに使用されている素材の中には、時間の経過とともに劣化してしまうものがあります。使用していない状況でも劣化は進み、これを経年劣化といいます。
主なものでは、防水のための特殊コーティングやシームテープの剥離などがあります。使用環境や保管・メンテナンス環境により異なりますが、時間の経過により剥離が起こることがございます。

2019/07/01