見延山Sky Running合宿 イベントレポート
2021/03/01
コロンビア モントレイルアスリートの三浦裕一選手より、2月13日(土)~14日(日) でおこなったSky Running合宿イベントのレポートが届きましたのでご紹介します。
2月13日(土)~14日(日)
山梨県の日蓮宗総本山 見延山久遠寺の周辺でSky Running合宿を開催しました。
現在も新型コロナウイルス感染症が猛威を奮っている状況なので、屋外での練習中を除き必ずマスク等を着用することや、適宜アルコール消毒を行うなど参加者の方々のご協力のもと行いました。
初日は久遠寺の名物とも言える菩提梯を使って、Sky Runningの1つの種目でもある階段登りのトレーニングを富士空界-Fuji Sky-代表の涌嶋選手らを講師として実施しました。
ここで、菩提梯とは何かを簡単に説明します。
【菩提梯(ぼだいてい)】
菩提とは悟り、梯はかけはしの意味。
三門をくぐり、身を清め、いよいよその人が悟りの世界へと向かう階段の意味。
階段は287段あり、一段一段の階段の高さが非常に高く、現代の建築では通常見受けられない高さとなっております。
まるで大きな壁があるように見えるほど急な階段です。
早速、講習を開始しましたが私自身も階段登りの技術を専門としておこなっている選手に教わるのは初めてだったのでとても勉強になりました。
ただでさえ辛い斜度の階段を全力で登るとなると、普段では味わえないくらいの刺激が心肺と足に入ります。登り切ると足がプルプルと暫く震えていました。
簡単に教わった技術をお伝えすると、速く登るには1段抜かしで走るまたは歩く。
しかし、脚力のみで登ろうとするのには限界があるので手摺りをうまく活用して下半身と上半身すべてを使って登っていくというものでした。
言葉だとわかりづらいですよね。
一通り技術の講習が終わった後は、キッズレースを開催。
小学校1年生と5年生の女の子姉妹が参加してくれましたが、身体が軽いのかとても速い!
この子達に勝てた大人は数名しかいませんでした。
後から知りましたが、色々なキッズレースに出ている将来有望な子達だったようです。
菩提梯のトレーニングを行った後は、アスリートのスキンケア講座や武井坊の小松和尚から説法を受けるなど普段ではなかなかやれない体験が出来ました。
2日目はトレイルランニングのグループランで、久遠寺を発着とし身延山を周る13kmのショートコース。離れた七面山の方をぐるりと周って帰ってくる36㎞ロングコースに分かれておこないました。
ここではColumbia Montrail一押しのMontrail F.K.T.の試し履きも。
早速スタートして先ずは身延山の奥之院を目指しひたすら登る。
もう少し暖かい時期だと枝垂桜(しだれざくら)や芝桜(しばざくら)なども見られるようですが、残念ながら花はあまり咲いておりませんでした。
奥之院から下山し、次は七面山を登る。こちらは日差しが遮られている場所が多いためか標高が高くなるにつれて残雪が増え、下山するポイント付近では完全にアイスバーン状態となっており、チェーンスパイクを着用して下山。
ロングコースは強者が集まっていたので予定通りのタイムで無事に下山し、イベント終了となりました。
新型コロナウイルス感染症もあり、なかなか自由に出歩けない中ではありますが、個人個人が高い意識を持って対策をして、トレイルランニングも楽しみながらこの難局を乗り切っていければ良いなと思いました。
ご参加下さった皆様、ご協力いただいた関係各所の皆様、どうもありがとうございました!
執筆:三浦裕一
■コロンビアモントレイル公式サイト
2021/03/01