岐阜県恵那市の「BOOKS&FARM ちいさな庭」によるブックセレクト。春は「芽吹き」がテーマ! 里は夏のような日も増えてきましたが、まだまだ山には雪が残り、遅い春を迎えています。植物や動物がぐぐぐっと動き出し、まるでザワザワと音が聞こえるよう。春から初夏にかけての新しい山との出会いにぴったりな本をお届けします。
『五月の風 山尾三省の詩のことば』
発行:野草社
山尾三省
過去にはネパールを巡礼し屋久島に暮らした山尾三省。春のいのちの喜びや、自然と関わり合う日々の中にある、その瞬間のきらめきが詩となり私たちの体にも沁み入る。風を、言葉でこんなふうにとどめることができるのか。なんて美しいの!
『柳宗民の雑草ノオト』
発行: ちくま学芸文庫
文:柳宗民 画:三品隆司
野草・雑草が一番楽しいのはやっぱり春ではないでしょうか。春から観察を始めて、季節のうつろいと共に植物の変化に気づくともっと楽しい。柳の雑草への愛あふれる文章と三品の凜とした植物画が心地いい。文庫なのでリュックにしのばせておいてほしい一冊。
『シェルパのポルパ エベレストにのぼる』
発行:岩波書店
文:石川 直樹 絵:梨木 羊
ネパールの少数民族であるシェルパの中には登山支援をする人たちもいる。そのシェルパの一人の少年ポルパが、念願であったエベレストの登頂を目指す物語。長年の想いを実現させる姿は、春の芽吹きのよう・・!?絵本なので大人も子どもも楽しく読めます。


