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「山と本」

芸術の秋ということで、今回のテーマは「感覚を研ぎ澄ます」。森や山にいると、普段気づくことのないような音、色や形に目がいき美しいと感じることがあると思います。その美しさは、ときに自分の視野や思索を広げ巡らせてくれることがあります。そんな感性を呼び覚ましてくれるような3冊をご紹介します。

『センス・オブ・ワンダー』

発行:筑摩書房
著:レイチェル・カーソン
訳とそのつづき:森田真生

森田真生による名著の新訳と、森田自身による続編の2篇からなる。センス・オブ・ワンダーのことを「驚きと不思議に開かれた感受性」と訳されています。センス・オブ・ワンダーを持って自然を観察し思索を巡らせてみる。優しく、力が満ちてくるような本です。

『山のパンセ』

発行:岩波文庫
著(自選):串田孫一

尾崎喜八らと山の文芸誌『アルプ』を創刊し、責任編集者として終刊まで刊行した串田孫一。山にまつわる思想・随想集です。『アルプ』に関する本や雑誌、作品集は数多ありご紹介したいものばかりなのですが『山のパンセ』にはやはり串田の思想やセンスがぎゅっと詰まっているように思います。

『この星の光の地図を写す』

発行:リトルモア
著:石川直樹

写真家・石川直樹による20年の集大成的な1冊。山の写真はもちろん圧巻なのですが、自然だけでなく人の営みも美しいのだと気づかされます。写真に添えられた言葉からも自然や人への敬意があふれていて、心動かされる本です。

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BOOKS&FARM ちいさな庭 大橋友美子(おおはしゆみこ)

BOOKS&FARM ちいさな庭
大橋友美子(おおはしゆみこ)

脱サラ移住した岐阜県恵那市で、農園のある本屋を2024年夏にオープン。小さく自然栽培の野菜や米を育てながら、小さく書店を営む。デザインの仕事もする。夫、娘、猫と暮らす。

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