羊蹄山の圧倒的なスケールに
魅了された
山を登るようになったきっかけは、消防士になって間もない頃、経験豊富な先輩方に誘われて山行を共にするようになったことです。印象深いエピソードは羊蹄山での体験です。夜通し歩き、夜明けとともに山頂へ辿り着いた瞬間、視界に飛び込んできた圧倒的なスケールの景色と雲海に強く魅了されました。
一方で、私生活においても、トレイルランニングや登山をライフワークとしており、地形の特性や自然の厳しさを肌で感じる時間を大切にしています。山岳救助隊員として2025年に着任して以来、救助技術の向上や基礎体力の維持に努めています。
感動の尽きない景色と
仲間との時間
山で過ごす中で最も好きな景色は「雲海」です。山頂付近で雲を抜ける瞬間と、そこから見える幻想的な景色は何回見ても感動します。そうした絶景を求める一方で、山での好きな過ごし方は友人と色々な山に行くこと、そして「カメラでの撮影」です。自然が見せる一瞬の美しさと、共にその場にいる仲間の感情、その両方を写真に収めて分かち合うこと。それが私にとって、山での最高の過ごし方です。
4月に職場の同僚と登った札幌中岳では、非常にタフな総距離約20kmという行程でしたが、当日は快晴無風で、空気の澄んだ暗闇の中スタート。地平線が段々と鮮やかな赤色に染まっていき、ついに山頂で素晴らしいご来光を迎えることができました。
日の出登山が初めてだった同僚も、目の前に広がる光景に非常に感動しており、あの一瞬の絶景や感動を分かち合えたこと。それが、今回の山行で「登ってよかった」と心から感じた瞬間です。
愛用のカメラで
絶景を収めたい
今年は、苫小牧市にある樽前山の登山を計画しています。目的は朝日と雲海。樽前山は眼下に支笏湖を見下ろす絶好のロケーションにあり、気象条件が合えば見事な雲海が広がることで知られています。
未明から行動を開始し、漆黒の空が徐々に赤く染まっていく中を登りきって、分厚い雲を突き抜けた山頂でご来光を迎える。あの劇的な変化を味わいに行きたいと思っています。山頂でのご来光待ちは、低い気温や冷たい風に耐えなければなりません。そんな過酷な時間も、コロンビアのウェアがあれば心強く、安心して過ごすことができます。
Profile
山名祥貴(やまな・よしき)
2015年に札幌市消防局に入局。配属1年目に職場の先輩たちと登山を始め、大自然の魅力に引き込まれる。日々のトレーニングと豊富な山行経験を活かし、2025年から山岳救助隊員として活動中。

