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不安ばかりの初登山

10年ほど前、SNSで硫黄岳(八ヶ岳)の写真を見たとき、この景色は絶対に自分の目で見てみたいと思いました。友人と軽いノリで「自分たちでも登れそうな山に行ってみよう」と計画したのが、僕が山に登るようになる最初のきっかけです。

人生初登山は不安なことばかりで、アウトドアショップに何度も通ってウェアや装備を集めていきました。友人と2人で挑戦したのは、標高2,475mの甲武信ヶ岳。今思えば初めてにしてはなかなか味のあるチョイスだったと思います(笑)。

当日は土砂降りで視界も悪く、登山道も分かりづらい状況でした。視界はずっとガスで真っ白。方角もよく分からなくなったり、遭難するんじゃないかという不安もあって友人とはギクシャクしたのもいい思い出です。

それでも、今まで見たことのない植物や山の匂いがとても印象に残っていて、下山する頃には「また山に行きたい」と思っていました。大変だったけど、それ以上に楽しかった。その感覚が今でも山に行き続けている理由のひとつかもしれません。

山を始めて10年、
山に行く理由は変わっていく

山にハマったばかりの頃は、まだ登ったことのない山に行ってみたり、山歩きに慣れるために同じ山へ何度も通ったり、新しく買ったギアを試したくて山に行ったりと、その時々で行く理由は違いました。

山を始めて約10年が経った今は、仕事や撮影、トレランの練習、仲間との時間を楽しむためなど、山に行く理由も少しずつ変わってきました。でも、「まだ見たことのない景色を見たい」という気持ちはずっと変わりません。

初めて訪れる場所ではその土地の自然や文化に触れることが多く、「どんな場所なんだろう」といつもワクワクしている自分がいます。自分の中にあるワクワクを常に探している感覚があって、僕の性格に一番合っているのが、山なんだと思います。

アメリカのロングトレイルで
愛用したシャツ

2023年にアメリカのロングトレイル・PCTを歩いたとき、汗と土埃でクタクタになったColumbiaの長袖シャツを着ているアメリカ人ハイカーをよく見かけました。僕もそれに憧れて、現地でシャツを購入して真似していました。日焼け予防にもなるし、少し肌寒いときにも使えるので、ロングトレイルではすごく便利でした。

早く自分もクタクタにしたくて、ロングトレイル中はかなり雑に扱っていたんですが、結局、僕が見たハイカーたちが着ていたような雰囲気にはなりませんでした(笑)。

きっと何年も着続けているんだろうなと思うと、その人たちのブランド愛も感じたし、自分もそんなふうに道具を使い込める人になりたいと思いました。やっぱりシャツは外せないと思いました。街でも山でもほぼ1年を通して使える便利なアイテムです。

今回選んだシャツとパンツは速乾性の高い素材なので、汗をかいたり泥で汚れたりしてもサッと洗えて、すぐ乾くのも良かったです。山や旅先では荷物を減らせるので、こういう使い勝手の良さはかなり嬉しいポイントですね。

Profile

増田 翔(ますだ・しょう)

栃木県出身。大学在学中に上京し、モデル業を開始。登山をきっかけにアウトドアにハマり、トレイルランニングやロングトレイル、雪板、クライミングなど、気になることはとりあえずやってみる。カメラやギア製作も楽しみながら、マイペースにアウトドアを楽しんでいます。

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