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富士山からはじまった
山の世界

初めての登山は富士山でした。2016年に帰国して2年間ブランドコンサルティング会社で働いた後、2020年に独立したタイミングで今後のキャリアを考えていたときに、子どもの頃から自然の中へよく連れて行ってもらっていたことや、風景を描くのが好きだったことを振り返り、自然の絵を描くイラストレーターになりたいと思うようになりました。

登山に挑戦したのも、富士登山がきっかけでした。実はその頃、登山ガイドにも興味があり、富士山でガイドをしている友人に声をかけてもらい、そのままツアーに参加させてもらったんです。ところが激しい高山病になってしまい、山頂には辿り着けずそのまま下山。ガイドの夢は一旦そこでストップしました。

ただ、道中で見た雲海や景色が忘れられず、登山への気持ちは消えませんでした。なので、日帰りで行ける奥多摩や丹沢からはじめ、今では北アルプス、八ヶ岳、南アルプスにもよく行くようになりました。

「世界は広く、人は小さい」を
感じられる場所

山に行く理由は、謙虚な気持ちになれたり、癒されたり、リフレッシュになったりもするのですが、「Overview Effect(概観効果)」が、ひとつの理由だと思っています。

これは、宇宙飛行士が宇宙から地球を見下ろしたときに起こるとされる、地球や人類、生命に対する見方が根底から揺さぶられるような心理的な変容のことだそうです。国境が消えたような感覚や、すべてへの一体感、日常への深い感謝の念が芽生えると言われています。

それを知ったとき、山頂に立ったときや縦走中に感じる気持ちに近いのかもしれないと思いました。世界は広く、人は小さい。そう感じられることが、自分にとって山に登る理由なのだと思います。

ときには立ち止まり、
絵筆を走らせる

山で過ごしていて好きな瞬間は、立ち止まることです。道中は自分の足音しか聞こえないのですが、立ち止まると本当に何も聞こえない瞬間があり、その静けさを味わうのが好きです。ただその場に立って、目の前の景色を目に焼き付ける時間が好きです。

ときには目を閉じて、聞いている時もあります。水彩のキットを取り出してその場で描くこともありますが、何も描かず、ただぼんやりと静かに景色を眺めているだけの時間も、同じくらい好きです。ビールもあればよりいいですけどね(笑)。

境界線を感じず、
シームレスに着られるブランド

アウトドアでもカジュアルでも、ベーシックでクセのないデザインが多く、本格的な登山から日常使いまで対応できる機能性と多様なアイテム、リーズナブルな価格で備えているのが魅力だと思います。客層も幅広く、若い人からお年寄りまで親しみやすいブランドと感じます。

コロンビアは靴を履くことが多く、トレイルから登山用、カジュアルなものまで選択肢が豊富なのも嬉しいポイントです。最近は「コノス スピード トレイル エーティーアール」を履いてよく走っています。ほとんどロードですが、一度逗子の山でライトトレイルを走った際も、とても履き心地が良かったです。

「ウィスラーピークシェル」は、リュックを背負っても動きやすく、汗をかいてもベタつきにくいのが気に入っています。デザインも、肩とウエストにある黒いオーバーレイパネルがいいアクセントになっていて、どこかSF的な雰囲気があってお気に入りです。

Profile

アイザワ・ディーン

1993年、東京都生まれ。2016年にサンフランシスコのアカデミー・オブ・アート大学を卒業。帰国後、2020年からフリーランスに。旅、アウトドア、カルチャーを主題に、水彩で作品を制作。

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