• Columbia
  • MOUNTAIN HARD WEAR
  • montrail
  • SOREL

【レポート】トレランではなく"縦走レース" 「分水嶺トレイル」参戦レポート(3日目)

2017/08/17

7/15~17の3連休で行われた『分水嶺トレイル』に参加してきました。120km、95%登山道、累積標高12,000m。これを3日間で踏破するかなりタフな大会です。一般的な登山とも、トレイルランニングとも違った縦走レースの様子をレポートします。今回は、いよいよ最終日 3日目のレポートです。(2日目はコチラ

Photo:Kono

最終日、3日目。
前日の反省を活かして、横着せず上に中綿ジャケット、下にレインパンツを着込んで寝たおかげで、今度は熟睡できました。舘下さんが暖かいコーヒーを入れてくれ、朝から体が温まります。

1:20に富士見平小屋を出発。今日は熟睡できて体調もいいので、僕が先頭で瑞牆山へ。ここの登りは岩がゴツゴツしていて変化に富んでいるので、けっこう好きなルートです。
1時間足らずで頂上の分岐に。他のチームは頂上に寄らずにすぐ下りルートへ行ったみたいですが、寄り道大好きな僕らは、「せっかくだし、頂上行こうか」ということに。

2:30 瑞牆山山頂に到着
ご覧の通り、深夜ですので展望ゼロです。が、そんな寄り道も楽しむところが、僕らのチームのいいところだと思います。

Photo:Kono

Photo:Kono

瑞牆山頂から不動滝へ下り、林道との分岐手前まで進んで行きます。なかなか滑りやすい道で下山も一苦労です。瑞牆山を下りたところから、登山道ではなく、大会側が指定した地図読みルートに入っていきます。
今までは山と高原地図のルート通りに歩けばよかったので、たいして苦労せずに歩いて来れましたが、ここからは違います。疲れた体と寝不足の頭でルートを判断しなければならないので、地図読みにもかなり気を使います。
しかし、僕らにはここで大きなアドバンテージがあるんです。河野さん、山岡くん、僕の3人は、指定されたルートの取り付き地点からゴールの獅子岩まで、先週試走に来ているんです!なので、ルートはしっかり頭の中に入っています。

が、この林道の終わりから取り付き地点までは試走しておらず、少し迷います。沢を渡る丸太橋を探して歩いていたところ、出くわした場所に見覚えが。。。山岡くんが「ここ、カサメリのところじゃない。あそこ丸太を倒した橋があるよね」と。ここカサメリ沢はクライミングエリアとしても有名で、来たことのある場所でした。ちなみに、山岡くんは翌週にもここに来てクライミングしています。タフです。
木を切っただけの丸太橋を渡り、林道へ合流。これでルートが繋がりました。

Photo:Kono

取り付き地点の手前に休憩するのにちょうどいい沢があるので、ここで一休み。僕も足を揉んでケアします。以前、東海道や四国お遍路を歩いた時の経験を活かし、少しでも休憩できる時は、靴も靴下も脱いで足を乾燥させて、マメを予防し、しっかり揉んで疲れを取るということを欠かさずにここまでやってきました。フットパウダーも使い、足を乾燥させた状態もキープします。



ここまでやってきていたのに、水を汲もうと沢に下りたときに足を滑らせ、ドボン。両足ともびちょびちょです。。。しかも、みんな先に行っていたので、笑いのネタにもならず、ひとり悲しく追いかけます。。



気を取り直して、地図読みコースへ入っていきます。入ってみると、試走の時にはなかったピンクテープがあり、ルートファインディングもだいぶ容易になっていました。
稜線まで登り返すと、ここからは笹薮のルートが続きます。しばらくこの笹薮ルートを歩いていると、突然後から「痛っ!!!」という声が。振り返ると舘下さんが「蜂に刺された!」と。まだ周りに蜂がいるらしく「走れ!」と猛ダッシュで逃げました。間違いなく、この大会で一番速く走りました。人間いざとなると疲れれてもすごい力が出るものです。 逃げる際、最後尾に残された呆然と立ち尽くす山岡くんの姿が忘れられません。ちなみに彼も刺されました。。



ポイズンリムーバーで処置をして、先に進みます。今回、蜂やアブなど虫刺されに悩まされた舘下さんの脚は、ゴール直前ではゴルフボール大の水ぶくれができていました。

この後も試走を思い出しながら進み、8時前に信州峠に到着です。
信州峠では、ボランティアで飲み物とウェットティッシュを提供してくださる方がいらっしゃいました。汗だくの体もすっきりリフレッシュできました。ありがとうございました。道中にも、「応援のために登ってきました!」という方が結構いて、いろんな人に支えられている素敵な大会だなと思います。

Photo:Kono

信州峠からは、横尾山、飯盛山と越えれば、あとは獅子岩へ下山するだけです。心なしか足取りも軽くなります。最初のうちは。。。
記憶とは都合のいいようにされているもので、「あれ、横尾山って信州峠からすぐじゃなかったっけ?」みたいな会話が始まります。晴れていて気持ちいい稜線歩きでも、やっぱり疲れは溜まっているなと実感。それでも1時間くらいで横尾山に到着。

Photo:Kono

ここからまた笹薮のルートが続きます。試走から1週間しか経っていないのに、籔がだいぶ成長していて掻き分けながら進んでいくことになります。日差しも出てきて、気温もだいぶ上がってきました。ここまで来たら、あとはひたすら足を前に進めるだけ。

Photo:Kono



ようやく最後のピーク、飯盛山が見えてきました。平沢牧場の脇から最後の力を振り絞って、階段を登りきります。登りきれば、あとはちょこっと飯盛山に登って下山するだけ。

Photo:Kono

11:30 飯盛山の山頂直下に到着。ここで普通に山頂に行けばいいものを、ここでサラミをくれた元気な子どもの「あそこまで走って登ってよ~」というリクエストに応え、ダッシュで登頂。心臓が爆発しそうです。

山頂で記念撮影。

あとは、ゴールの清里 獅子岩駐車場まで下っていきます。
「やっと終わる~」という気持ちの反面、なんだかんだ楽しくって「もう終わっちゃうのか~」という気持ちもありました。

12:35 獅子岩駐車場に到着。無事、ゴールしました!!

ゴールでは、コーラかビールをくれるということで、ビールをチョイス。この大会のために2ヶ月禁酒したので、久々のビールはうまかったです。山岳会の先輩も応援に来てくれていて、メロンとフルーツゼリーを差し入れてくれました。ありがとうございます。

東京、埼玉、山梨、長野と山の中を120km歩き続けた3日間。トータル60:35、睡眠時間も5時間ほどと、幻覚を見ることもありましたが、振り返ってみれば楽しい3日間でした。
チームメイトにも恵まれ、よいバランスのよいチームワークで乗り切れました。誘ってくれた河野さんはじめ、舘下さん、山岡くんにも感謝です。
また大会スタッフの方々やお世話になった山小屋の皆さん、応援して下さった皆さん、ありがとうございました。 また来年もチャレンジしてみたくなる、そんな大会でした。

2017/08/17

CSJmagazineトップページ

公式サイト

Columbia Sportswear Japan Webサイト
1938年の創業以来、常にオリジナリティが高くイノベーティブなアウトドアウェアを提供し続けています。
MOUNTAIN HARDWEAR Webサイト
ウェア・テント・寝袋をはじめとする、極地遠征や高所登山に対応するクオリティ高い製品をラインアップしています。
montrail Webサイト
トレイルランニングに最適なハイクオリティ & ハイパフォーマンスシューズを開発するフットウェアブランドです。
SOREL Webサイト
1908年にカナダで生まれたウィンターブーツの代名詞、ソレル。