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「WIN THE SUMMIT ACADEMY 2024-2025 コロンビア登山学校」の特別回、黒斑山登山が10月5日から6日の2日間で行われました。火山地帯のダイナミックな地形と山岳リゾートを満喫した講座の様子をレポートします。

「山のスキルを磨けば、山頂はもっと近くなる。」をテーマに登山知識・スキルの向上を目的とした10回の通常回と、4回の特別回の計14講座を予定している2024-2025シーズンのコロンビア登山学校。日帰り登山からテント泊登山、雪山登山など初心者から中級者まで幅広くご参加いただける内容を用意しており、ご興味のある回のみの参加も可能です。

その中でも今回はコロンビアスポーツウェアのメンバーシッププログラム「コロンビアクラブ」の会員特典の特別回で、コロンビアクラブ会員の中からシルバーランク会員以上の方限定で参加を募り、当選されたお客様にご参加いただいた講座となります。

特別回の第2回となった今回は長野県と群馬県に跨る黒斑山が舞台。黒斑山は活火山として有名な浅間山を囲う外輪山の最高峰で、夏山シーズンはもちろん、紅葉が美しい秋や積雪期も雪山入門の山として人気で、「ガトーショコラ」と呼ばれる雪化粧をした浅間山の景色でも有名です。

ガイドを務めたのはコロンビア登山学校の主任講師である登山ガイドの伊藤伴さんと、同じく登山ガイドの石島竜平さん。参加者は17名で、首都圏を中心に関西や四国など様々な地域からご参加いただきました。

初日は佐久平駅に集合後、バスで宿泊する高峰マウンテンホテルへ移動。ホテルに到着する手前の峠道で雨が降ってきました。

今回宿泊した高峰マウンテンホテルを含む高峰マウンテンパークは首都圏からのアクセスがよく、登山やスノーシューハイク、ウィンタースポーツの拠点としても人気の標高2000mに位置する山岳リゾートです。

ホテルに到着後は高峰山へのトレッキングを予定していましたが、あいにくの雨ということもありプランを変更。夜に予定していた登山の基礎知識やレイヤリングについての講習を前倒しで実施。フリース、化繊綿、ダウンなど多種多様な種類があるミッドレイヤーのそれぞれの特徴を解説。特にこれからの秋から冬の登山はレイヤリングによる体温調整が重要ということもあり、皆さん解説に真剣に耳を傾けていました。

伴さんの「山道具は買える安全」という言葉がとても印象的で、スキルを磨くと同時にその時の山行に適した道具をしっかりと装備することで様々なトラブルのリスクを軽減できるということを学びました。

石島ガイドからはこれからスキルアップをした時にオススメの絶景の山を紹介。中でも石島ガイドが拠点としている長野県安曇野エリアにある燕岳は日本アルプスに挑戦したい方の最初の山としてオススメとのことでした。

講習の後はコロンビアスポーツウェアの歴史やテクノロジーに関するクイズと、5月にコロンビア登山学校学長の近藤謙司さんが率いるアドベンチャーガイズのエベレスト登山隊がコロンビアと共同開発した山頂アタックウェアを着用して世界最高峰のエベレストに登頂した際のドキュメント映像、「THE ROAD TO EVEREST」も上映。

クイズは皆さん日頃からコロンビア製品を愛用していただいていることもありさすがの正解率でした。ドキュメント映像はネパールに入国してからエベレスト登頂までの長い道のりと、デスゾーンと呼ばれる標高8000mを越える過酷な環境の映像に皆さん興味津々で、ロブチェ・イーストに登頂するために登山隊と途中まで行動を共にしていた伴さんのエピソードトークもあり大いに盛り上がりました。

レクリエーションの後は自由時間を挟んで今回のお楽しみの1つでもあるディナーの時間です。ホテルがある長野県小諸市と、隣接する群馬県嬬恋村の食材を用いたコース料理に舌鼓を打ちました。

10月にちなんでディナーのデザートやホテル内は可愛らしいハロウィンの装飾が施されていました。

夕食後は露天風呂もある大浴場やホテル内のバーなどで思い思いの過ごし方で楽しみました。

2日目は全員で朝食を済ませた後に再び集合し、両ガイドからトレッキングシューズの履き方とほどけにくい紐の結び方、バックパックの正しい背負い方、トレッキングポールの長さの調整の仕方をレクチャー。登山を始めたばかりの方や、標高2000m以上の山に登るのが初めてという方も多かったので入念に準備をしてからスタート。

バックパックに付いている様々なストラップのそれぞれの役割や、肩と腰でバランスよく荷重を分散させる背負い方を実践。

トレッキングポールは主に軽量なカーボン製と耐久性の高いアルミ製があり、伸ばし方も伸縮式と折り畳み式に分かれ、それぞれのメリットとデメリットを解説。

登山中は17人を2班に分け、登りと下りでガイドが入れ替わる形での山行となりました。

まずはホテルから車道を15分程登った車坂峠へ。登山道の入り口でガイドから歩くコースの説明があり、登りは表コースを歩きます。

しばらく緩やかな登りを進み、体が温まってきたところで休憩を取りながらレイヤリングの調整と水分補給。ここで、水分は一度に大量に飲むのではなく口を湿らせる程度でもいいのでコンスタントに飲むのが効果的とアドバイスがありました。

表コースは大きなアップダウンが続くルートで、最初の大きな下りに入る手前でガイドから下り方のコツをレクチャー。怖くてもへっぴり腰にならずに前傾姿勢で一歩一歩は小さくしっかり体重を乗せることが下りのポイントです。

前日の雨の影響でぬかるみがあり、岩や木の根も濡れていて滑りやすいコンディションでしたが、教わったポイントを意識して安全に通過することができました。

この日は雨は降らなかったものの午前中は濃い霧がかかり晴天とはいきませんでしたが、トレイルの状況も含めてこのようなシチュエーションをスキルアップの機会にできるのも登山学校の魅力です。

標高が上がるにつれて植生に変化が見え、大きな岩も増えていきます。ガイドが無理のないペース配分でこまめに休憩のタイミングを作ってくれることもあり、その変化を楽しみつつ学んだスキルを実践ながら歩けました。

登山道に入ってから2時間程で小ピークの槍ヶ鞘(2281m)に到着。ここで長めの休憩を取り、昼食でエネルギーを補給。休憩中も汗で濡れたウェアで風に吹かれて体を冷やさないように前日に学んだレイヤリングの調整をフィールドで実践しました。

槍ヶ鞘から大きく下ると登りと下りのコースの分岐となる標識があり、そこからガレた急登を登り詰めると2つ目の小ピークで浅間山の展望スポットとしても知られているトーミの頭(2320m)に到着。残念ながら霧で浅間山は見ることができませんでしたが、霧が出ていたことでブロッケン現象を見ることができました。

トーミの頭で一息ついてからさらに15分程登り黒斑山(2404m)の山頂へ。黒斑山が今まで登った山の中で最も標高の高い山になった方も多く、登頂の達成感を噛みしめながら記念撮影をしました。

下山を始めると、午後になって風が出てきたこともあり霧が少し晴れ、浅間山を中腹くらいまで見ることができ大きな歓声が上がりました。さらに進むと麓の佐久市の街並みも見え僅かながら展望を楽しむことができました。

分岐まではゴツゴツした岩場の下りが続きましたが、ここでもガイドのアドバイスを受けながら学んだスキルを実践することで無事に通過。スキルアップを実感しながら自信を持って歩いている皆さんの様子がとても印象的でした。

分岐から先は高山植物が豊富な中コースを下りていきます。樹林帯の木々が徐々に紅葉し始めており秋の訪れを感じることができました。

途中に整備中の登山道があり、人が歩くことで自然に与えるダメージや、それを修復して整備してくれている人がいるという登山をするうえで心得ておくべき大事な話がガイドからありました。他にも、同じカバノキ科のシラカバとダケカンバは、長野県では標高1500m前後を境にシラカバはそれより下に、ダケカンバは上にそれぞれ分布するという植生に関する豆知識の話でも盛り上がりました。

登頂した黒斑山を背にホテルへと下山し、大浴場で汗を流して解散となりました。

今回は日頃からコロンビア製品を愛用していただいている会員の皆様にご参加いただいたということもあり、標高2000mを越える環境で実際にテクノロジーを体感していただけたり、低山から徐々にステップアップ中の方も多く、知識や技術の面で多くの学びがありスキルアップにつなげられた回となりました。

企画:株式会社コロンビアスポーツウェアジャパン

運営:株式会社アドベンチャーガイズ

協力:高峰マウンテンホテル

作成者情報

北島
コロンビア・マウンテンハードウェア昭島アウトドアヴィレッジ店
コロンビア・マウンテンハードウェア昭島アウトドアヴィレッジ店店長。夏山シーズンはテントや小屋泊で日本アルプスや八ヶ岳を中心に高山のピークハントに行くことが多く、雪山登山にもハマっています。
店舗インスタグラムで登山レポートを投稿しています。
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コロンビア昭島アウトドアヴィレッジ│東京(@columbia_outdoorvillage)・Instagram写真と動画
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