Columbia Montrail ATHLETE YUICHI MIURA 三浦裕一

過去最高のクッション性で足への負荷を軽減。100マイルを完走したい人にオススメです。

ミッドソールの厚みやクッション性に関して、過去モデルのシューズとは比べ物にならないほどの衝撃吸収力があり、見た目にもインパクトのあるモントレイル史上最高のクッショニングであるTECHLITE PLUSHが、足へのダメージをかなり軽減してくれます。過去モデルで総合的に比較すると、安定感のあるTRANS ALPSになりますが、MXはアッパーが柔らかく足に優しくフィットしてくれる印象で、足の運び出しもスムーズでとても気持ち良く走れます。

また、このシューズは地面をしっかりと捉えてくれるので、グリップ力も抜群です。滑りやすいサーフェスでも安定して登り下りができるので、足への負荷が軽減されている感覚。平坦な場面よりも、登り下りがはっきりしているルートでは、このシューズのクッション性で足への負荷を和らげてくれるので、特に力を発揮してくれると思います。

このシューズは、脚力に自信のない初心者の方にもオススメしたいのですが、100マイルレースをしっかりと完走したい、中～上級者の方々に特にオススメしたいシューズですね。ラン後の足のダメージが違います！

Columbia Montrail ATHLETE ARIKA ITO 伊東ありか

レベルやシーンを選ばない、オールラウンドに活躍するシューズです。

過去に履いていたトランスアルプスF.K.T IIIも、グリップの安定感があって履きやすかったのですが、このトリニティーAGは、安定感の他にも内蔵プレートの反発性が高く、推進力が増してスピードに乗りやすい印象です。

アッパーにはシューレースが斜めに入っているのですが、これがフィット感を高めてくれて、急な下り坂やスピードのある動きでも、つま先に負担がかかることなく安定感を提供してくれます。また、しなやかでありながら強度が高いミッドソールは、クッション性と耐久性に優れているので、長時間のトレイルでも疲労を軽減してくれますし、アウトソールの独自のラグデザインによって、蹴りだしがとてもスムーズな印象です。

適しているサーフェスとしては、柔らかい土や草、乾いた砂の上だけでなく、濡れた岩場でもグリップ力を発揮してくれるので、どんなシーンでも使用できます。霧島えびの高原エクストリームトレイルでは、湿った路面や林道、ガレ場などテクニカルな場面が多いのですが、安心して使用できました。

トリニティーAGは、初心者の方から上級者の方まで履きやすく、場所や人を選ばないオールラウンドのシューズだと思います。

Columbia Montrail ATHLETE YU KOYAMA 小山祐

クッション性と反発性のバランスがよく、スピードを体感できる一足です。

このFKTは、良い意味で過去のモントレイルのイメージを覆す全く新しいシューズです。個人的に、走ることが最も楽しくなるシューズのひとつだと感じました。

まず、はじめに、比較的剛性があり、かっちりしているなというのが第一印象でした。しかし、それでいてしなやかさもあり、硬すぎず、しっかり足にフィットしてくれます。つまり、軽量シューズにありがちな心許なさが少ないということです。

実際に足入れしてみると、履いた瞬間から「これは良い！」と感じるシューズでした。その要因はミッドソールにあると思います。履いて立ったときは厚めのそれが少しフワフワしているように感じましたが、いざ走りだすと、柔らかすぎることはなく、予想以上の反発が感じられます。どんどん前に押し出されて、弾んでいくような感覚です。

また、FKTと名の付くモデルだけに、“速さ“を求め、他の機能を犠牲にしているかと思いましたが、全くの誤解でした。アウトソール全面にラグが配置されていて、どう接地してもしっかりとグリップしてくれます。また、縦長のラグなので、ロードでも引っかかることが少なく、スムーズに快適に走ることができるのも特徴だと思います。ガレすぎていないで、走りやすいトレイルや林道では抜群のスピードを体感できますし、個人的には、そのクッション性の良さから、脚へのダメージが大きい急な下り坂でも負担を軽減してくれると感じました。

スピードを追い求めるランナーはもちろん、シューズにクッション性と反発性を求めるランナーにオススメです。見た目ほどクセがないので、どんなランナーにも合うと思います。