COLUMBIA BLACK LABEL
JOURNAL

LIFE with TECH 都市生活に機能美を

独自のテクノロジーを通して、アウトドアを楽しむ環境を創造する〈コロンビア〉。アウトドアウェア&ギアを着こなしに取り入れるトレンドとともに、都市生活に向けて開発した〈コロンビア ブラックレーベル〉。その魅力を探るべく、コロンビアが誇るテクノロジーと向き合い、ブランドのDNAを継承する人々の日常を追いかけた。

#03 DAISUKE IKE Columbia / Merchandising

三人目は、〈コロンビアスポーツウェアジャパン〉で、〈コロンビア ブラックレーベル〉の企画、生産を担うMD(マーチャンダイザー)の池大輔が登場。もともと〈ブラックレーベル〉の大ファンであり、今は企画、開発から販促までを担う彼が語った「可能性を秘めた服」という言葉。その真意を紐解くために、ビジネスウェアとアウトドアテクノロジーの融合がもたらす、新しいライフスタイルについて深掘りする。

新時代の働き方や服との
向き合い方に沿った商品開発

お仕事の内容について教えてください。

〈コロンビア ブラックレーベル〉(以下、ブラックレーベル)のMDを担当しています。ブランドのコンセプト作りやターゲットの設定に始まり、商品の企画やラインナップの構成を経て、デザイナーやPRと連携した生産と販促を行っています。簡単に言ってしまうと、ブランドの中のものづくりを担当しているポジションになります。
今のユーザーや市場動向に合う商品企画を行うとともに、定期的に路面店や卸先に赴いて、売れ行きや売れ筋を確認し、消費者の声についてはもちろん、消費者と接している販売スタッフの声をヒアリングしています。日本の中でも地域によって、消費者が求めているものや好みが異なるんです。そこで集めた情報を、商品開発の際にエッセンスとして加えることも多いですね。

〈ブラックレーベル〉は、どのような人物像や利用シーンをイメージして作っているのでしょうか?

従来のスーツ一辺倒のビジネスウェアではなく、新しい時代の働き方や服の着方に沿うような、オフィスワーク、リモートワークを含めた現代のコミュートウェア(通勤・通学服)をイメージしています。そのなかには、仕事も遊びも、さまざまな生活シーンを股にかける都市生活者が身にまとう服であるという意味も含まれていて、「これ一着あれば、カチッとした場面もアクティブなシーンも様になる!」と感じていただけるよう、デザイン性と機能性をバランスよく両立させています。個人的には、ウィークデイもウィークエンドも、自分が好きなことをする時にずっと着ていられる気分の上がる服であり、自社のテクノロジーを活かした優秀なユーティリティウェアだと思っています。

〈ブラックレーベル〉のものづくりで面白いと感じることは?

〈コロンビア〉が長年培ってきた、本物の技術や機能をビジネスラインに取り込んでいる点が唯一無二で新しいと感じていて。コロナによって少し変化してきていますが、ビジネスシーンやマナーにおいて外せない部分である最低限の品の良さは守りながら、アウトドアウェアブランドの〈コロンビア〉ならではの最新テクノロジーを随所にちりばめていくものづくりは、すごく楽しい。
およそ一年前にコロンビアに入ったのですが、実は私、前職でビジネスウェアのスーツの開発をしていたんです。コロンビアに入ってアウトドアとビジネスを融合させた、ちょうど間に位置する服、でもプロダクトとしてはまったく新しいウェアを作れるというところにやりがいを感じていますね。

アットホームな仕事環境が
自由で開放的な発想を促す

池さんが仕事をする中で、“コロンビアらしさ”を感じるのはどんなときですか? コロンビアだからできることって?

社内の雰囲気もアットホームなので、公私ともに交流していますね。アウトドアブランドならではかもしれませんが、上司や同僚と一緒に山に登ったりトレイルランニングをしたりして、自然の中で気分転換しながら、たまに仕事の話をしたり。翌日オフィスでもその延長で、親しい関係性のまま仕事をしています。この感覚は私にとってとても新鮮。

会社でも私生活でも人間関係がうまく循環して、より良くなっていっているんですね。

そうですね。こういった人間関係による風通しの良さ、働きやすさは、やっぱり仕事にも大きな影響を与えています。というのも、商品開発をする上でも、開放的な発想ができるようになったと思います。今までの仕事では、決められた範囲の中で、自分が考える常識の範疇で物事を判断、決定し、幾重のレイヤーにわたる確認を経てものづくりをしていましたが、今は「自分がこういうのをやりたいから」という自由な発想をもとに仲間や上司とコミュニケーションが取れる──もちろんできないことも多々ありますが──その環境があることで、アウトプットもぜんぜん違うんです。特に〈ブラックレーベル〉は弊社代表とつねに意見交換を重ねながら、ユーザー視点に立って開発を進めています。

〈ブラックレーベル〉が私生活で生きるシーンはありますか?

コロンビアに入る前から〈ブラックレーベル〉を愛用していたので、どんな場面でも着ていたのですが、趣味のゴルフに行く時はすごく重宝しています。ゴルフ場によってはカチッとした装いで行かないといけないところもありますが、〈ブラックレーベル〉のセットアップなら問題なし。そういった大人な場面でもマナーを守りながら、その後にそのまま友達と遊びにいっても違和感がないし、むしろ快適。昔なら一度着替えに帰ったり、着替えを持ち歩いたりしていましたが、今は〈ブラックレーベル〉だけですべて解決できます。
そのような感じで、かっちりもラフも分け隔てなく着られるので、仕事中でもオフィスの中、外かかわらずいろいろなアイテムを着ています。路面店にリサーチに行く時は、オムニシールドを備えた撥水シェル素材とボアフリースを使った「フロイドロックリバーシブルフリースジャケット」がぴったり。外ではボアを内側にして防寒しつつ、4WAYストレッチのシェル素材で動きやすく。店内では裏返して、ラフな見た目とさらっとした着心地で過ごしています。表裏でガラッと表情が変わって、着こなしの幅も広がる一着です。

他に、池さんの働き方にフィットしている服は?

街に出ていろいろなショップや人を観察し、街着の傾向をリサーチする時は「モヒカンベンドインシュレーテッドジャケット」を着ています。保温性の高いオムニヒート リフレクティブや水を弾くオムニシールドなどの機能や、洗練されたミニマムなデザインは、街に馴染むのでお気に入り。
外出先で作業が多い日は、軽くて暖かい中綿入りの「ブラックトゥースパスキルティッドジャケット」で。ウールライクな化繊を使って耐久性と撥水性をプラスしています。重衣料というよりは秋から着られる軽アウターのイメージで、温度変化の多い時季に活躍してくれます。ダイヤモンドキルトのアウトドアらしさのある上品な見た目と、都会的な使い勝手を合わせた1着ですね。

一度着たら魅力がわかる
だから多くの人に着てほしい

今後、池さんが〈ブラックレーベル〉で実現したいことは?

〈ブラックレーベル〉は、まだまだ発展途上。オンリーショップも原宿に1店舗しかありません。ただ、私がかつては純粋なユーザーとして、今は開発者として、“最新テクノロジー×ビジネスウェア”はすごく可能性を持っている分野だと思っているので、もっと多くの方にこの魅力ある服を知って、着て、感じてもらえるように広げていきたいですね。

先ほどおっしゃっていた「これ一着あれば、どのシーンでも様になる」というのは大きな価値ですよね。

はい、仕事も趣味も楽しみたいアクティブな人には特に。同時に、非常にミニマルで洗練された生活ができるようになって、いろいろな場面で快適になると思っています。
すごく親しくさせていただいていた昔の上司が、私と同じく〈ブラックレーベル〉を普段から愛用している大ファンで、自分が開発に関わると伝えたらすごく喜んでくれたんです。「本当に良い服やから、もっと世の中の人に広げてくれ」と。その方は今年亡くなってしまったんですけど、あれほど〈ブラックレーベル〉を着て、好きになってくれる人がいると思うとやりがいを感じますし、そういう方たちを増やしていきたいなと思っています。